New   2024.11.25

基礎の防蟻充填剤、効果期間をより長く

日本ボレイトが無機系の新商品発売

日本ボレイトは、ホウ酸防蟻充填材「ボレイト防蟻コーク」を2025年1月7日に発売する。

近年、カーボンニュートランの実現に向けて住宅の省エネ性能を高めるため、断熱性能の強化が急ピッチで進められている。これにより、冬場でも暖かい住宅が増えてきた。

一方で、高断熱住宅はその暖かさから、寒さに弱いはずのシロアリによる食害リスクを高めてしまうという課題がある。こうした事態への対策として、住宅基礎への防蟻充填材の施工が重要になってきている。

しかし、従来の防蟻充填材は防蟻成分に有機系合成殺虫剤使用しており、効果の持続期間は数年程度だった。

今回、日本ボレイトが発売するボレイト防蟻コークには、八ホウ酸二ナトリウム四水和物という無機系の防蟻成分を13%配合。これをコンクリート基礎部の隙間や基礎配管部、セパレート金具、水抜き穴などシロアリの侵入口となる箇所に施工することで、従来品よりも長期間にわたって防蟻性能を発揮する。

専用工具不要で使用できるため、床下での作業もスムーズだ。

「ボレイト防蟻コーク」の施工の様子