2024.11.12

LIXIL、24年3月期上期は増収増益 欧州の構造改革効果など

第2四半期(24年4月―24年9月)決算を発表。第2四半期は、売上収益3700億円(前年同期比▲0.8%)、事業利益99億円(93.8%増)の減収増益となった。これに基づき、上期の連結成績は売上収益7398億円(1.0%増)、事業利益105億円(18.9%)の増収増益を達成した。

この結果に対し、瀬戸欣也代表取締役CEOは、「客観市場が厳しいなか、善戦したといえる。ボトムは脱却できたのではないか」とした。

建材製品を扱うLHT事業は、新築住宅着工の落ち込みが影響し、減収減益となったものの、先進的窓リノベ事業にドア製品が追加されたこともあり一部カバーできたとする。

また、水回り製品を扱うLWT事業に関して、欧州での構造改革や、新商品展開などによるシェア拡大が結果につながったという。同社は24年11月より中国で、シャワー製品の「KINUAMI」を展開する。その拡大に期待する。