ABBロボティクスとポルシェコンサルティング 建設業の自動化で住宅不足解消へ
工場でのモジュール製造をより効率的に
ABBロボティクスとポルシェコンサルティングは、建設業界の自動化を推進するための協業を発表した。 この協業により、労働力不足に直面している建設業において、より安価で持続可能な建築物へのニーズに応えていきたい考えだ。
現在、世界的に建設業の労働力不足が深刻化しており、多くの国で住宅不足の一因にもなっているという。米国では労働力不足が400万戸近い住宅不足の一因となっているほか、ドイツでは2030年までに35の都市で住宅供給が不足すると予測されている。
こうしたなかでABBロボティクスとポルシェコンサルティングでは、工場でのモジュラーコンポーネントの製造工程を自動化するパイロットプロジェクトを進めていく。ポルシェコンサルティングのEberhard Weiblen取締役会長は、「高度に自動化された建築用工場は、より高品質で手頃な価格の住宅を提供することができます。ABBの最先端のロボットソリューションと、ポルシェコンサルティングの最先端の工場の計画と運営に関する知識を組み合わせることで、建設業界の変革に貢献したい」と述べている。
また、ABBロボティクスディビジョンプレジデントのマーク・セグーラは、「より大規模でインテリジェントな自動化は、広範囲に及ぶ労働力不足に対する解決策です。このコラボレーションは生産性を向上させ、持続可能で効率的な建設手法を可能にするでしょう」と話している。
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