アイ工務店、体験型住宅展示場をさいたま市にオープン
埼玉エリアでのシェアアップの足掛かり
アイ工務店は、埼玉県さいたま市に体験型住宅展示場「アイパークさいたま」をオープンした。埼玉県内にある既存の14カ所のモデルハウスとともに、さらなるシェアアップを目指していく。
アイ工務店が新たに開設した「アイパークさいたま」は、同社の3棟のモデルハウスが立ち並ぶ単独展示場。埼玉スタジアム2002に隣接する場所にあり、新たな住宅地開発が進む浦和美園エリアに位置している。
同社の主力であるEesのモデルハウスが2棟、高級グレードのWisのモデルハウスが1棟あり、それぞれ異なるデザインテイストを採用している。これによって、1カ所の展示場で幅広いニーズに対応していこうという考えだ。加えて、それぞれの展示場は実際に建築される標準仕様を採用しており、より現実的なモデルハウスとなっているのも特徴のひとつ。
また、Wisのモデルハウスは人気の平屋になっており、宿泊体験も行える。通常の総合展示場では難しい宿泊体験だが、単独の展示ならではの取り組みによって、体験型の営業展開を行おうとしている。
一方、「アイパーク」の外構部については、「小さな森」をテーマに緑を多く取り込んだランドスケープデザインを採用。森の中を散策するように3棟のモデルハウスを見学できるよう配慮した。
兵庫県、愛知県でも計画が進行中
同社では、福岡、金沢に「アイパーク」を開設しており、今回の埼玉が3カ所目となる。第一弾であった「アイパーク福岡」については、「開設した当時、複合展示場への出展が難しく、単独での展示場オープンに踏み切った」(事業企画部・斎藤隆輔 執行役員)という。一方で「金沢アイパーク」については、既に同じ地域の展示場にモデルハウスを開設していたが、さらなる認知度向上に向けて複合型展示場をオープンさせている。
今回の「アイパークさいたま」についても、既に埼玉県内に14カ所の展示場を開設しており、さらに地域での認知度を高め、シェアアップを図るために開設に踏み切ったという。
今後、既に展示場を開設している重点エリアにおいてアイパークを開設していく方針で、兵庫県、愛知県でのオープンが具体化してきている。
「アイパークさいたま」では、オープンからの3日間で349組の来場があり、さらなるシェア獲得に向けて上場の滑り出しとなったようだ。
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