2017.6.14

成長する企業の女性活躍策 積水ハウス

「女性現場監督サポートプログラム」を導入、 働きやすい現場づくりを推進 女性目線で現場を改善、顧客満足度向上も

社会が急速に変化し住まいづくりにも多様な感性が求められるなか、積水ハウスでは阿部社長をはじめ経営トップが“女性視点”の必要性を説き、女性活躍を積極的に推進している。施工現場で現場監督として活躍する女性も増えており、女性目線の対応で顧客から好評を得ている。

男性が大半を占める職域でも積極的に女性を登用

積水ハウスでは2006年に従業員と企業がサステナブルな成長を図れるよう「人材サステナビリティ」を人事基本方針として打ち出した。「女性活躍推進グループ」も設置。阿部社長をはじめ経営トップが旗振り役となり、多様な感性が求められる住まいづくりにおいて女性活躍を強力に推し進めている。

2005年から技術職で30%、営業職で20%を目標に女性の採用を進めており、女性社員の比率は2006年度の14.09%から2016年度には26.20%へ高まっている。女性管理職も2006年度の15人から2016年度には135人と全体の2.68%を占めるまで増えている。グループ全体で、女性管理職を2020年度までに200人(5%)登用するのが目標だ。