2017.2.1

シンクタンクに聞く どうなる2017年の住宅マーケット (一財)建設経済研究所

(一財)建設経済研究所 研究理事 徳永政道氏

持家は安定的に推移、分譲戸建は好調維持
ZEHなどのテクノロジーに注目

──昨年、住宅市場は堅調に推移しました。今年もこの状況が続くでしょうか。

日本経済は東日本大震災以降、停滞感から徐々に持ち直し、企業収益が拡大、雇用・所得環境は改善に向かっています。今後も民需主導の景気回復に期待したいと思います。

昨年10月の段階では2016年度の新設住宅着工戸数を94万1000戸と予想していましたが、今はこの数字を上回るのではないかと考えています。昨年11月までの実績は、近年最高値の98万7000戸だった2013年度とほとんど同水準で推移しています。