2016.10.18

海外マーケット攻略へ ハウスメーカーが打ち出す新戦略

住宅メーカーが目指す中国の次の市場とは?

少子高齢化の進展により、日本国内の住宅市場が縮小に向かうなか、住宅業界でも今後の成長戦略を海外市場に求める企業が多い。比較的早くから海外進出を志向していた設備や建材メーカーのなかには、すでに海外市場で一定の業績やブランドを築いている企業も少なくない。

大手住宅メーカーの間でも早くから海外進出を図っていた企業もないわけではないが、大きな成功を収めた例は少ない。むしろ海外進出には消極的な企業が多かった。それは住宅がその国の気候や風土、文化と密接に関係しており、日本の住宅がそのまま受け入れられることがないのを知っているからだ。

そのため、海外に進出した住宅メーカーも本業の住宅建設請負というより、不動産開発などに投資するケースが多かった。