2016.6.16

2015年度 住宅関連企業決算 不動産デベロッパー

マンション分譲戸数は低水準も単価上昇や賃貸オフィス需要で好調

大手デベロッパー各社の2015年度の決算がでそろった。各社とも分譲マンション戸数が減少したが、都心高額物件の販売好調により戸当たり単価が上昇。

賃貸オフィス需要も非常に旺盛で、総じて好調な決算だった。また、リノベーション、シニア住宅、ホテル事業など新分野開拓の取り組みも進む。

各社、増収増益を確保 好調な決算に

東京カンテイの調査によると、2015年における全国の新築マンション新規供給戸数は、前年比2.9%減の8万9869戸となり、2009年以来の低水準。圏域別に見ると、首都圏は4万8610戸(前年比7.3%減)で、過去10年で2番目に少ない分譲戸数に留まった。

こういった状況の中、大手不動産デベロッパー7社の2016年度の決算が発表された。