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2020.10.8

積水ハウス×マリオット・インターナショナル 「道の駅」併設の宿泊特化型ホテルが相次ぎ開業

観光客と地元を結びつけ地域活性化を狙う

積水ハウスとホテル大手の米マリオット・インターナショナルは、「道の駅」に併設する宿泊特化型ホテルを岐阜や栃木県内で相次いでオープンした。積水ハウスは「未知なる日本を創造したい」と意気込む。


テープカットする関係者(左から「フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮」の稲見 英一支配人、マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン氏(日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデント)、積水ハウス取締役専務執行役員の石井徹氏、佐藤栄一宇都宮市長、櫻井啓一同市議会議長、国土交通省関東地方整備局道路環境対策技術分析官の外川和彦氏、ファーマーズ・フォレスト代表取締役松本謙氏
「フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮」の客室

道の駅は全国で1180駅(国土交通省調べ・2020年7月現在)ある、多くの道の駅周辺には特長のある観光資源があるが、周辺に宿泊施設がないため、旅の“通過点”となることが少なくない。その道の駅に、宿泊施設を設けて、地域活性化につなげる取組みが両社で展開する、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」だ。プロジェクトは、積水ハウスがプロジェクトマネジメントを担当。金融機関と観光産業支援に特化したファンドなどが出資する本プロジェクト専用の SPC が事業主に。マリオット・インターナショナルがホテル運営を、積水ハウス子会社がホテル経営をそれぞれ担う。

ホテルは「フェアフィールド・バイ・マリオット」のブランドで展開。最大の特長は、宿泊特化型ホテルであるということだ。館内にはレストランなどを設けておらず、食事や土産などは道の駅をはじめ地域の店を利用し、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっている。

年内に4府県・8カ所でホテルを開業。既に岐阜県内で2カ所、栃木県内で1カ所オープンした。栃木県宇都宮市にある、道の駅「うつのみやろまんちっく村」に併設されたホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮」では87の客室を用意。部屋にはシャワーブースだけが用意されており、「地域の温泉をゆっくり楽しんでもらいたい」(積水ハウス)。客誰もが新鮮な地元食材を自らが調理できるよう、1階にはキッチンを整備した。「包丁や火は使えないが、直売所で買ってきた新鮮な野菜などを調理し、楽しみながら味わってもらいたい」(ホテル関係者)と話す。また、このホテルを拠点に他の観光地を巡る周遊バスを走らせる実証実験も検討されるなど、地域と観光客を結びつける工夫がいくつもある。開業した7日は平日ににもかかわらず、他県ナンバーの車も目立った。「週末は満室の日もあり、上々の滑り出し」(同)。

この道の駅への年間の訪問者は140万人、訪問者の多さでは全国1位という。開業の式典で、佐藤栄一市長は「宇都宮市の大きな財産」になると、地域活性化に期待を込めた。マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン氏(日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデント)は「ホームアウトホーム(家を離れた家)」とホテルの存在を表した。

同プロジェクトでは25年までに全国で3000室を整備する。積水ハウス取締役専務執行役員の石井徹氏は「『未知なるニッポンをクエストしよう』を(プロジェクトの)コンセプトに、地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済の活性化を目指す」と強調した。

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特集:

蓄積されるエビデンスの最前線

住まいの温熱環境が居住者の健康を大きく左右する──そのエビデンスが着実に蓄積されつつある。
断熱性や気密性を高めることは暮らしの快適性につながるだけでなく、健康にも影響することは従前から指摘されてきたが、これらは経験や体験に基づくものであり、医学的なエビデンスに裏打ちされたものではなかった。
しかし、ここ10年間ほどの間に温熱環境と健康に関する研究が進み、その成果がまとまり始めている。
温熱環境と血圧、睡眠、虚弱、皮膚疾患などとの関係が明確になりつつあるのだ。
高性能住宅は、省エネ性や快適性などだけでなく、こうした健康面での価値を持つ。
住まいづくりも大きく変わりそうだ。
それぞれの分野の学識経験者に、研究の最前線、その影響などについて聞いた。

住まいと健康
慶應義塾大学理工学部システムデザイン科 教授 伊香賀俊治氏
温熱環境と睡眠
関西大学環境都市工学部建築学科 教授 都築和代氏
温熱環境と高血圧
自治医科大学循環器内科学部門 教授 苅尾七臣氏
温熱環境と皮膚疾患
岐阜工業高等専門学校建築学科 教授 青木哲氏
温熱環境と虚弱
北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科 准教授 安藤真太朗氏

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