HOMMA、日本の住宅関連企業と米国でプロトタイプ住宅を建設
2021年には18戸の住宅建設に着手
HOMMAは、日本の住宅関連企業と連携しプロトタイプ住宅「HOMMA ONE」を完成させた。2021年には18戸からなるプロトタイプコミュニティの建設にも着手する予定で、いよいよ米国での住宅事業を本格化させていきたい考えだ。
アメリカの住宅にイノベーションを起こすことを目的にシリコンバレーで創業したHOMMAは、日本の住宅関連企業とのコラボレーションによってアメリカで住宅事業を展開しようとしている。
アメリカの新築戸建住宅の約9割を占める建売住宅は、デザイン性や機能・性能などの面で画一化されたものが多く、新しいイノベーションが起こりにくい状況にある。
また、建材・設備メーカーなどの住宅関連企業がアメリカの住宅市場に参入しようとすると、保守的なホームビルダーが多いこともあり、採用に至るまでに多くの時間や労力を要することもある。
そこで、HOMMAでは日本の住宅関連企業と連携し、日本の商品や技術を取り入れながら、画一化された建売住宅とは一線を画す住宅をアメリカで提案しようというわけだ。
今回、完成したプロトタイプ「HOMMA ONE」では、日本のサンワカンパニーとのコラボレーションにより、機能性とデザイン性の高いシステムキッチンやコンパクトなデザインの洗面台などを採用。
外観はアメリカの住宅には珍しいモダンなデザインとなっており、機能とライフスタイルに合わせた間取りや空間、独立したトイレルームや靴箱を設置したシューエリアなど日本文化を活かしたデザインにも注力している。
「スマートオーケストレーション」という独自のスマートホーム技術の第一フェーズも実装。普段どおりの生活のなかで全てのデバイス&サービスがストレスフリーで作動できる環境の実現を目指している。
なお、サンワカンパニーのほかに、セイコーエプソン、大日本印刷、パラマウントベッド、Panasonic Life Solutions Company of America、ヤマハ、ヤマハ発動機、LIXILといった企業といった企業が「HOMMA ONE」の建設に協力している。
今後、2021年には18戸のプロトタイプコミュニティ「HOMMA X(テン)」、2023年にはプレミアムコンパクト住宅によるコミュニティ「HOMMA 100」の建設を予定しているという。
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