2020.6.2

アキュラホーム 独自開発の耐力壁、実証実験を生配信

5706組が視聴、性能の高さなどを訴求

アキュラホームは、独自に開発した壁倍率15倍の耐力壁「トリプルストロングウォール」の強さを証明するための実証実験を実施、その様子をオンラインで生配信した。

アキュラホームが開発した「トリプルストロングウォール」は、壁倍率15倍という強度を備えており、1枚の壁で一般的な木造住宅の耐力壁7枚以上の強さを備えている。この耐力壁を採用することで、耐力壁の数を減らすことができるため、より開放的な空間を実現できる。

同社では、この耐力壁を活用した新世代木造SE「大空間の家」の販売を開始しており、新型コロナウイルス感染症の影響もあり自宅で過ごす時間が増えるなか、より開放的な空間で充実した“おうち時間”をすごすことができるという点を訴求している。

また、優れた性能を備えているだけでなく、1000万円台から購入できるというコストメリットのよさも魅力のひとつとなっている。同社の宮沢俊哉社長も「木造住宅の耐力を高めていくための技術は以前にもあったが、どうしてもコスト増につながる。『大空間の家』は、普及価格帯で性能向上と大空間を実現している」としている。

アキュラホームでは、「トリプルストロングウォール」の強さをより分かりやすく消費者に伝えるために、耐力壁の実証実験を技術研究所で実施。その様子をオンラインでライブ配信し、全国で5706組が視聴した。SNSの「いいね」のような挙手機能では、最大3200を超える反響があったという。

実証実験では、一般的な耐力壁6枚と「トリプルストロングウォール」1枚を、重機を用いて引っ張ることで、視覚的に強さの違いが分かるように配慮。実験の結果、一般的な耐力壁が約61kNの力で破壊されたのに対して、「トリプルストロングウォール」は約81kNの力が加えられた段階で壊れた。これによって、「トリプルストロングウォール」が一般的な耐力壁6枚以上の耐力を持つことが分かった。

この様子を約1時間かけてライブ配信し、お笑い芸人のU字工事も交えながら、一般消費者が楽しみながら視聴できるようにした。

宮沢社長は、「今回の新型コロナの影響もあり、オンラインを活用することで、これまでにはない営業活動を行えることが分かってきた」としており、今後のオンライン配信を用いた事業展開に期待を寄せている。

重機で耐力壁を引っ張ることで耐力の違いを実験する様子
重機で耐力壁を引っ張ることで耐力の違いを実験

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ハウジング・トリビューンVol.626(2021年17号)

特集:

木促法改正で市場拡大に期待

利用期を迎えた国内の森林資源の活用、また、SDGs、脱炭素化といった観点から、木造建築推進の機運が高まっている。
2021年6月には、公共建築物木造利用促進法(木促法)が改正され、脱炭素社会の実現に向けて、一般建築も含めて、木造化を推進していく方針が打ち出された。
市場拡大への期待が高まる中で、事業者の動き、木造建築を建てやすくする技術開発が加速する。
中大規模木造市場攻略のポイントはどこにあるのだろうか。

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