設計業務の標準化・自動化 オペレーション体制の構築を全面的に支援

設計業務のムリ・ムダ・ムラを解消 野原住環境「作図・積算BPOサービス」

住宅会社の業務を効率化するうえで、ボトルネックとなることが多いのが設計業務だ。顧客の要望に応じながら設計を行い、繰り返しの修正作業を求められることも少なくない。

設計手法などが属人化している場合も多く、その後の積算や施工工程に影響をもたらすこともある。

逆に言うと、設計業務を効率化することができれば、大きなボトルネックを解消する可能性があり、業務全般の効率化へとつながるのだ。

建材販売事業などを手掛ける野原住環境では、「作図・積算・BPOサービス」を通じて、こうした問題を一気に解消するためのソリューションサービスを提供している。

3ステップで設計業務のムリ・ムダ・ムラを解消

このサービスでは、3つのステップに分けて設計業務のムリ・ムダ・ムラを解消していく。

まずステップ1では、設計業務の標準化を図っていく。同社がコンサルティングを行う形で、属人化された設計ルールを統一化していく。漏れやダブりがなく、誰が見ても分かりやすい図面構成を目指して、設計担当者が共有する統一ルールを明確にしていくというわけだ。

次にステップ2では、福井コンピュータアーキテクトの「ARCHITREND ZERO」を使用して、設計業務の自動化に取り組む。ステップ1で明確化した統一ルールに従って、全ての設計担当者が「ARCHITREND ZERO」を使い、プランの作成などができるようにする。

合わせてマニュアルを作成し、操作研修会なども開催。マニュアルがあることで、新たに採用した設計者も統一ルールを共有化しやすくなる。

最後のステップはオペレーション体制の構築。統一ルールに基づき作成されたプランデータを、野原住環境と共有することで、図面作成、性能計算、実行積算などの作業を外部化する。野原住環境では、海外CADセンターも活用し、一気通貫で図面作成の業務などを請け負う。

さらに同社では、建材割付プログラムによる高精度積算サービス、石膏ボードのプレカットサービスなど積算・施工に関わるサービスを用意しており、設計・積算・施工という建設プロセス全体の効率化をサポートすることが可能。

設計者自体が減少するなかで、今後、人材獲得競争はさらに激化するだろう。より効率的な設計業務が行える体制を整えることで、設計者のための労働環境を整えることにもつながるだけに、働き方改革という点でも同社のサービスが果たす役割は大きい。

サービスの流れ

野原住環境株式会社

TEL 03-6371-0966
https://nohara-jukankyo.co.jp/