2018.1.17

ポラスグループ ポラテック 千葉・松戸に木造3階建事務所ビルを建設

施工力など活かしコストパフォーマンスを追求

ポラテックは千葉県松戸市で3階建事務所ビル(延床面積658.95平方メートル)の建設を進めている。プレカット技術、一般流通材を活用した中大規模建築用の構造材、グループ会社で育成する大工の施工力などを活用することで、コストパフォーマンスを追求。こうした強みを活かし、中大規模木造建築の請負事業を強化していく方針だ。

事務室などには、重ね梁を活用することで、最大12mのスパンを飛ばした大空間を創出した

ポラテックは、建設設計事務所などを対象に、千葉県松戸市で建設を進めている3階建事務所ビルの構造見学会を開催した。この建物は、グループ内で分譲住宅事業を展開するポラスガーデンヒルズの新社屋として使用されるものだ。

ポラテックでは、木造住宅で培ってきたプレカット技術のノウハウなどを活かし3年前から、中大規模木造市場の開拓を推進している。同社の強みは、敷地調査・地盤調査、構造計算、木材加工、基礎工事、施工、内外装工事、品質検査、アフターメンテナンスといった全ての工程を自社で責任を持って管理・施工する直営責任一貫体制を整備していること。職人不足問題が深刻化するなかで、職人を確保することが難しくなっているが、安定的な施工力を確保するために、グループ会社で大工育成を図っており、トップレベルの技能を有する職人を多く抱え、その大工が施工を担当することで施工品質を高いレベルで確保している。


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