犯罪機会論
欧米の犯罪対策で中心的な役割を果たしている犯罪予防理論のこと。犯罪が起こってから原因を究明し、取り除くという「犯罪原因論」に対し、「犯罪機会論」では、犯罪の機会を与えないことで、犯罪を未然に防ぐ。心に問題を抱えた人でも、その人の目の前に犯罪の機会がなければ、犯罪は実行されないと考える。犯罪機会論では、犯罪を抑止する要素として「抵抗性」「領域性」「監視性」を挙げ、これらの要素を高めることで、犯罪を未然に防ぐことができるとしている。
掲載 Housing Tribune vol.446(2013.2.8)
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