New   2026.10.2

パナソニック ハウジングソリューションズ、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」をリニューアル

奥行業界最小の622㎜でトイレ空間にゆとりを

 

発売20年の節目に全自動おそうじトイレ「アラウーノ」をフルモデルチェンジ。
奥行を業界最小の622㎜とし、セミフロートタイプを用意するなどトイレ空間の狭さという課題に切り込んだ。

パナソニック ハウジングソリューションズが、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」をフルモデルチェンジ、「アラウーノ L-CLASS」を10月に発売する。住宅の狭小化が進むなか、省スペース性と快適性を兼ね備え、トイレという限られた空間にゆとりと上質感をもたらす。

「アラウーノ」は、独自の有機ガラス系の「スゴピカ素材」を採用し便器に水アカや汚れが付着しにくくし、泡が便器内を自動洗浄する「バブル洗浄」や、独自のスパイラル水流により少ない水量で効率的な洗浄を実現したトイレ商品。初代の発売は2006年。この20年の間に「スキマレス設計」が進化、トリプル汚れガードの追加などを続け、清掃のしやすさ、汚れにくさを追求してきた。

新製品発表会では、20年前の発売当初にCM出演した松岡昌宏氏がトークセッションに登壇した

今回のリニューアルの最大のポイントは省スペース化だ。住宅価格高騰の流れのなか住宅の狭小化が進み、限られた空間をより効率的に使うことに対するニーズが高まっている。そもそもトイレ空間は限られたスペース。同社の調査によると0.38坪が25.5%を占め、現在のトイレの不満・気になる点として「狭い」との回答は「掃除が面倒」、「匂いが気になる」に次いで3位に挙げられている。加えて、魅力的だと感じるトイレ空間の要素は「落ち着いて過ごせる」(57%)がトップで、次いで「シンプルで洗練されたデザイン」(42%)、「トイレ空間が広い」(37%)であり、「最新機能が充実している」(13%)よりも広さやデザインが重視されている。

こうしたなか「これまで清潔さ、清掃性を非常に重視してきた。しかし、それだけでよいのか。トイレ空間の狭さや居心地の悪さなどに直接切り込みたい」(水廻りシステム事業部 国内マーケティング統括部 窪井健司統括部長)とリニューアルを図った。

「アラウーノ L-CLASS」の大きなポイントが、従来品から奥行を約78㎜短縮した業界最小の622㎜を実現したことだ。空間全体の圧迫感を軽減するとともに、物理的にも立ち座りや方向転換などの日常動作がしやすいなど空間を大きく使える。一方で、座面の奥行は従来品を維持しながら、便座面積を105%拡大、ゆったりとした座り心地を実現した。

また、床置きタイプに加え、業界初となる「セミフロートタイプ」(12月発売)を設定した。浮遊感を持ち空間デザインに調和するだけでなく、足元に抜け感を生みトイレ空間に広がりをもたらすという視覚的な効果も持つ。床固定構造を採用したことで壁補強を不要にしたことでリフォームでも導入しやすい。

スゴピカ素材や泡洗浄など「アラウーノ」の基本性能は継承。スキマレス設計をさらに進化させ、便器と便座のスキマを減らして清掃性を高めるとともに、気になるニオイへの対策も高めた。臭い対策としては従来モデルと比べナノイー発生量が約10倍の「ナノイーX」も搭載した。

一方、デザインは、空間にゆとりと上質感をもたらすミニマルなもの。これまでノイズになっていた継ぎ目や凹凸を大幅に削減したものとなっている。

生産効率や部材構成の見直しなどにより、価格を床置きタイプ(タイプ1)が41万2000円と現行品の同仕様製品より5000円ダウン(一部仕様は据え置き)と価格ダウンも図った。

「アラウーノ L-CLASS」は、デザインや清掃性だけでなく、使い心地や臭いや音といったトイレに関するニーズ・不満の解消を図る。発売20年目の節目に「一つの転換点をつくりたい」(窪井統括部長)と意気込みを語った。