ケイミュー シポレックスとのシナジーが形に ALC+窯業系サイディングの新工法開発も
ケイミューは2025年度の経営概況を報告。24年に子会社化したALCメーカーのシポレックスについて、商品開発や生産面でのシナジーが表れ始めているとした。
ケイミューは2月27日に行なった記者会見で、経営概況の報告を行った。同社によると、25年度(2026年3月期)の連結売上高は、1260億円(前年同期比5%増)で着地する見通しだ。国内では、屋根材の売上高が前年度比2%減となった一方で、外壁材は同5%増となった。さらに、屋根材の落ち込みを海外事業、24年にシポレックスをグループ化したことによるシナジーなどでカバーしたことで、増収となった。
海外事業では、特に北米市場を最重点市場に設定し、色で外観を形成する北米文化に合わせたカスタムカラーの即納体制の構築や、施工省力化のニーズの高まりからサイディングの需要増への対応を進めている。25年10月には1万8000㎡の延べ床面積を有するカリフォルニア州立大学のサンディエゴ校の全面にカスタムカラーでのサイディングが採用され、売上にも大きく貢献した。26年度はバージニア州で新工場を稼働し、北米市場への参入を本格化する。
一方、国内市場では25年度から外壁材のプレカットサービスのトライアルを開始。長手方向への直線カットのみでカットする長さの調節ができるセミプレカットとすることで、サービスの価格を抑えながら廃材削減や施工性の向上に取り組む。
非住宅向け耐火外壁を強化

同社は非住宅耐火建築物への外装材の提案を強めている。耐火建築物は一般的に、窯業系サイディングの下に耐水性のある石膏ボードを2枚張りする工法の採用が多いが、石膏ボードは重量があるため施工負担が大きい点が課題だ。これに対して同社は「KMEW耐火シート工法」を提案する。0.7㎜の薄さながら、石膏ボードと同等の性能を発揮する「KMEW耐火シート」を窯業系サイディングと石膏ボードの間に挟むことで2枚張りの負担を軽減できる。これにより、工期の30%短縮、廃材を45%削減するなどの効果が見込める。
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