イクタ、アイカ工業が水回り向けメラミン化粧フローリングを発売 共同開発による新製品情報
傷や汚れに強く高意匠なフローリングで水回り空間に革命
イクタとアイカ工業が共同でサニタリーフロア向けのフローリング「メラノーブル」を開発。
5月より出荷開始予定だ。これに先立ち、2月12日~13日に開催されたジャパン建材フェアで商品を展示した。
両社が開発した高圧メラミン系フローリング「メラノーブル」は、イクタが培ってきた木質フローリングの加工・施工技術と、アイカ工業の高圧メラミン化粧板技術を融合させた新商品。フロアー間の接合部に防水処理を施しているため、水回りに安心して使用できる。フローリング商材を扱ってきたイクタとしても初の“水回り向け”フローリング商品だ。
高圧メラミン化粧板は主に商業施設のトイレなど非住宅分野で採用されることの多い素材で、高い強度と耐久性に強みがある。例えば、キッチン周りで採用した場合には包丁を落としても床に刺さりにくく、タイルのように割れる心配も少ない。
非住宅で多数の人が歩行する環境にも耐える耐摩耗性を備えているため、水回りで起こりがちな“人の立つ場所だけが変色する”といったトラブルも抑制でき、住宅での日常使いであれば半永久的に美観を維持できる。
一般フローリングと同等の納まりで施工の待ちが発生しない
針葉樹合板と特殊繊維板で構成された基材の上に0.5㎜の高圧メラミン化粧材を使用しており、総厚は12㎜。リビングなどで一般的に採用されるフローリングと同等の厚みであるため、洗面脱衣室など部分的に床材を切り替える場合でも、段差調整や下地のかさ上げなどの追加工事を行う必要がない。そのため、水回り業者による工程待ちが発生しにくく、ハウスメーカーなどからも評価を得ているという。
イクタの宮田浩史 代表取締役社長は「木材とメラミン化粧板では伸縮などの動きが異なるため、フローリングとして組み合わせると反りや狂いが発生しやすいが、メラミン化粧板の伸縮を抑える技術を確立したことで、商品化に成功した」と話す。基材に合板を使用しているため、足腰の負担も生じにくいとする。床暖房にも対応している。
柄は、「アンジェロプレーン」、「ウチッパナシ」、「カプリード」、「オーロラマーブル」、「リネアセルベジャンデ」の5柄6色。近年の住宅トレンドを踏まえ、グレー系を中心とした石目・モルタル調などをそろえた。
宮田社長は「アイカ工業は100枚程度の小ロットで生産できるため、新商品に挑戦しやすかった」と振り返る。価格は一般的な木質フローリングと比べ坪あたり3000~5000円程度の上乗せとなる見込み。ただし、水回りは施工面積が限定的であることから、採用のハードルは高くないとみている。生産、販売はイクタが窓口となって行う。
アイカ工業は「ホテルライクブームを背景に、非住宅向けで培った素材技術を住宅市場へ展開する動きを強めている」(経営企画部 広報IR室 伊藤美沙子 氏)。今回のサニタリーフロアについても、非住宅で展開してきたメラミン化粧板フローリングの知見を生かし、住宅向けに最適化したものだ。同社はこれまで「スマートサニタリーシリーズ」として、造作のような見た目と機能性を持つ洗面商品を手ごろな価格で提供してきた。一方で、フローリングについては独自の商材を持っておらず、今回のコラボレーション商品の販売により、トータルでの内装提案が可能になる。
水回り空間の高意匠化ニーズが高まるなか、非住宅で実績を積んだ素材を住宅に応用する同製品は、サニタリー提案の幅を広げる新たな選択肢となりそうだ。
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