アイム・ユニバース 電気自動車付き分譲戸建の販売開始
ヒョンデ社と基本合意書を締結
住宅会社アイム・ユニバースが、韓国自動車メーカーHyundai(ヒョンデ)の電気自動車を設備として標準装備した次世代型住宅「ウーディア」を発売した。
首都圏を中心に注文住宅・分譲住宅・リゾート邸宅の開発を手がけるアイム・ユニバースが、ヒョンデ社の電気自動車をセットした新たな分譲住宅「ウーディア」の販売を9月30日から開始した。同日、ヒョンデ・モビリティ・ジャパン社と、新たなライフスタイルの提案に向けて基本合意書を締結。今後、2社は連携しながら車を取り入れた新たな住まいの形を探っていく考えだ。
第一弾の「アンドリゾートハウスウーディア東浦和Ⅳ期」は2階建ての2棟で構成。東浦和駅から約2㎞、バス停芝原小学校から徒歩4分に位置する。2棟とも敷地160㎡以上、建物面積140㎡以上の5LDK、屋上テラスと広々としたつくりで、販売価格は7760万円(税込)から。
大きな特徴は、6kWの太陽光発電、6.5kwの蓄電池によりZEH対応しているのに加え、ヒョンデの最新EV「INSTER(インスター)」を標準装備としている点だ。電力制御のV2Hシステムを通じて住宅と車の間で電力をやり取りでき、停電時にはインスター搭載の49kW大容量駆動用バッテリーを活用し、最大4~5日分の電力を住宅に供給できる。さらに、外壁には災害・水害に強い「パワーボード」を採用し、浸水発生時には屋上テラスを避難スペースとして活用できる。日常における省エネ、創エネにとどまらず、災害時に自立して電力と安全を確保できるレジリエンス性の高い住まいを実現した。また、内装にはウッドワンの無垢材「ピノアース」を採用し、美しい木目が際立つ意匠性と、調湿作用による快適な室内環境も兼ね備えた。
藍川眞樹代表取締役CEOは「ヒョンデの車は住宅の設備の一つであり、命をつなぐ電力でもある。ヒョンデ社と連携に至ったのは、完全自動運転や“空飛ぶクルマ”など世界においても一歩リードしているから。今回の商品をきっかけとし、さらなる未来型住宅をつくっていきたい」と抱負を語った。
同社は年間に首都圏1都3県で約200棟、沖縄で20棟ほどを手がけているが、今後、十分な土地の広さを確保でき、太陽光設備の設置が可能な場所で「ウーディア」を展開していく方針だ。
ヒョンデ社は、これまでヤマダホームズと連携し、住宅のオプションとして販売した実績はあるが、分譲住宅の一設備として採用されるのは今回が初めて。同社によれば、韓国でも戸建とのセット販売の例はないという。ヒョンデ・モビリティ・ジャパン社の七五三木(しめぎ)俊幸 代表取締役社長は「お客様の役に立てる車とは何かとずっと考えてきた中で、アイム・ユニバース社の命を守る家という考えに共鳴した。私たちが目指すのは、EVが単なる移動手段ではなく住宅の一部となり、時には第二のリビングルームのような存在になる未来。ヒョンデの車を、住宅と一体化した空間として使っていただきたい」と話した。
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