旭化成ホームズが描くLONGLIFE戦略 第二章
建物から人へ 住生活産業への夢、再び
1998年、旭化成ホームズは他社に先駆けてロングライフ住宅宣言を行った。
そして現在、LONGLIFE戦略として、建物から人へと視点を移しながら、新たな戦略を推進している。
旭化成ホームズが描くLONGLIFE戦略の第二章とはどういうものなのだろうか―。
「売り逃げ」と揶揄されることが多かった住宅業界に一石を投じたのが、旭化成ホームズが98年に行ったロングライフ住宅宣言であった。住宅事業を開始した1棟目の情報から保管してきた同社ならではの取り組みであり、「へーベルハウスがある限り、一生涯面倒見ます」という姿勢を打ち出した。その取り組みは住宅業界全体へと波及していき、その後の長期優良住宅にも影響を及ぼす。
ロングライフからLONGLIFEへ
その旭化成ホームズが、2024年4月にLONGLIFE戦略推進本部という部署を新設した。それまでのLONGLIFE戦略部を本部へと昇格させた格好だ。
なぜ、今、LONGLIFE戦略に関する部署を新設したのか。同本部の初代本部長である野口豪之本部長はその理由について、「2019年に『HEBEL HAUS』というマスターブランドを設定し、お客さまのいのち・くらし・人生を支える商品・サービスを積極的に展開していくという方針を打ち出しました。また、これまでの『ロングライフ』から、『LONGLIFE』と表記を変更し、建物だけでなく、人へと視点を変えることでLONGLIFE戦略をさらに深化させていこうということにしたのです」と話す。
同社では、ロングライフ住宅宣言後、住宅の耐久性向上を図ってきた。2019年からは建物定期点検サービスの60年間無償化にも踏み切っている。ハードに関するロングライフ戦略については、業界トップクラスのレベルに達していると言っても過言ではない。
そして、ロングライフ戦略を第二章へ向かわせるためには、建物ではなく人へと視点を移していくことが不可欠であると判断したというのだ。
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