2025.3.13

オリエントコーポレーション/東急不動産ホールディングス/空き家活用、ホームシェアリングローン(有担保型)の提供を開始

空き家の民泊活用を資金面から支援

 

空き家の民泊への活用を運営資金面から支援する「ホームシェアリングローン(有担保型)」を開発。空き家活用の流れに加速がつきそうだ。

オリエントコーポレーション(以下、オリコ)、東急不動産ホールディングス、空き家活用(東京都港区、和田貴充社長)の3社が「ホームシェアリングローン(有担保型)」を商品化、空き家の民泊活用の促進に取り組むと発表した。

「ホームシェアリングローン(有担保型)」は、地域金融機関による資金付けがスムーズに行われることを目的とするもので、個人のホームシェアリング運営に関わる物件購入やリフォームなど幅広い資金ニーズに対応する。金融機関が融資を実行しオリコが保証する。利用上限は1億円まで、利用期間は最大20年。従来の民泊向けローンに比べ、民泊に関する資金をフルローンで提供可能なことが大きなポイント。現在、複数の金融機関と最終調整を行っており、2月中に取り扱いを開始する予定だ。当面は一都三県でスタートするが、全国展開へと広げていく。

空き家活用は、空き家の所有者・地域・事業者・自治体をつなぐマッチングプラットフォーム「アキカツ」を運営する。自治体と連携し全国16カ所に設置するワンストップ相談窓口「アカツキカウンター」で空き家所有者の相談を受け付け、空き家の利活用に向けて関連事業者を紹介したり、運営する空き家バンク「アカツキナビ」への掲載を行う。

空き家関連商品

東急不動産ホールディンクスが展開する「ReINN」(旧名称:AnyLivingS)は、民泊の枠組みを用いて民家において無人で運営する宿泊業態のこと。個人・法人に対して物件選定から開業、運営、売却までを一貫して支援するプラットフォームサービスを提供している。賃貸住宅経営と同等の手間で、インバウンド需要や高い利回りを獲得でき、好きな時に好きな分だけ自身で利用できる。


この記事は会員限定記事です。
無料会員になると続きをお読みいただけます。

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。