2025.3.10

中央住宅、地域とつながる緑地率30%の分譲住宅

100年の歴史ある東久留米学園町の緑化推進・保全に共感

 

ポラスグループの中央住宅が、造園を通して地域とのつながりを重視した全8棟の分譲住宅「アイムスひばりヶ丘‐東久留米・学園町- 繋ぎ庭」を開発した。

ポラスグループの中央住宅が、東京都東久留米市学園町で、地域とともに緑豊かな住環境を目指す分譲住宅を開発した。学園町とは、1925年に自由学園が池袋から東久留米市に移転するにあたり、同校の経営者だった羽仁もと子、吉一夫妻が進めた学園住宅地である。100年の歴史を持つこの住宅地では、それぞれの庭の樹木が街並みを形成しており、08年には緑の環境と街を想う心を次世代に継承していくため、町の自治会によって「学園町憲章」が制定された。憲章では、「豊かな緑を保全し、自然環境の中で小鳥や小動物が共生できる活力あるまちを存続させましょう」など、住民が相互に協力し合い景観を保存する4つの項目が挙げられている。町内に新たに住宅が建つ際には、自治会がこの憲章を建設事業者に伝えて協力を求めているという。

今回、中央住宅がこの町で分譲住宅を開発するにあたり、学園町の街並み保存の活動に共感。地域と住まい、自然が調和する「繋ぎ庭」をコンセプトに掲げ、憲章制定にも携わった地元出身の造園学博士神藤正人氏に分譲住宅全体の緑化計画を依頼した。同社が手がける一般的な外構計画では、緑化率20%が平均値だが、この分譲地では緑化率30%を実現。また、緑を維持管理していくために同社と住民との「緑の協定」を定めた。

「アイムスひばりヶ丘‐東久留米・学園町- 繋ぎ庭」の外観


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