タカマツハウス、戸建分譲の新ブランド「グランミラクラス」を立ち上げ
こだわりの富裕層向けに都心部で年10棟を目指す
富裕層向けに戸建分譲住宅の新ブランド「グランミラクラス」を展開する。タワマン立地の利便性、注文住宅並みのこだわりで新たな価値を創出する。
タカマツハウス(東京都渋谷区、藤原元彦社長)が、戸建分譲住宅の新ブランド「GRAND MIRAKURAS(グランミラクラス)」を立ち上げ、第一弾となる「グランミラクラス自由が丘」(東京都目黒区)の販売を開始した。
高松コンストラクショングループの同社は2019年に創立、都心6区を中心に1都6県で戸建分譲住宅、戸建用地分譲を手掛ける。20年から「MIRAKURAS(ミラクラス)」のブランドで戸建分譲住宅を販売してきた。営業開始から2年で黒字化、23年度の業績は売上高269億1200万円、営業利益11億3200万円、受注高267億2400万円と短期間で業績を大きく伸ばしてきた。
その成長の一因が、都心部の好立地に絞った分譲戦略。交通や生活環境を重視した立地に、資産価値が高いこだわりの分譲住宅を建設。駅から徒歩15分圏内の物件が9割以上を占める。
今、都心のマンション価格が大きく高騰している。背景としてパワーカップルの増加や外国人投資家などの旺盛な需要が指摘されているが、同社では「オーバーレジデンシズムとも言える状況のなかで本当に買いたい人が買えなくなっているのではないか」(金田健也 取締役専務執行役員)とみる。
資材価格の高騰などにより戸建住宅も価格が上昇しているが、マンションほどの著しい上昇ではない。ただ、タイパ重視・コスパ重視といった価値観の変化、また、注文住宅は打ち合わせに時間がかかり、インフレ下でコストパフォーマンスも低下している。
こうしたなか「効率的かつ高品質な、自分らしい住まいを求めるニーズが増加している」と、さらに高付加価値の新ブランドを立ち上げた。
第一号物件は自由が丘駅徒歩4分
ACTUSがコーディネート
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