中央住宅、マンション、注文住宅志向にも人気の戸建分譲住宅
多様化する価値観に応える「すみかプラス行徳」
ポラスグループの中央住宅が千葉県市川市で展開する戸建分譲住宅「すみかプラス行徳」が好評だ。異なる世帯構成の住戸が融合した分譲住宅「Sumi-Ka+」シリーズとして、富裕層に向け付加価値を付けたプランを用意する。
中央住宅が手がける戸建分譲住宅「すみかプラス行徳」は、東京メトロ東西線行徳駅から徒歩12分と都心へのアクセスが便利な場所にある。総戸数は18戸で、すべて木造在来工法2階建て。全棟敷地面積110㎡とゆとりある分譲地であり、邸別設計でさまざまなプランの住宅が並ぶ計画だ。販売価格は7990万〜9490万円。周辺の相場より1000万円ほど高い価格設定だが、販売は好調でモデルハウス2棟を含む6棟は契約済み。都内でマンションを探していた人や注文住宅を検討していた人が購入するケースが多い。
同社は主にファミリー向けの分譲住宅を販売してきたが、価値観や家族の形が多様化する中での新たな分譲の形を探ってきた。その中で生まれたのが「Sumi-Ka+(すみかプラス)」シリーズだ。松戸市での3棟の分譲では、3世代家族、共働き家族、夫婦のみ家族と異なる家族構成の3住戸を意図的に組み合わせた。分譲地の家族構成の同質性に疑問を向け、多様性のあるコミュニティ形成を目指した点が評価され、2022年度のグッドデザイン賞を受けている。「すみかプラス行徳」もこのシリーズの1つであり、立地を考慮して富裕層に向けて付加価値を付けた多様なプランを用意した。
モデルハウスは、DINKS向けの1号棟とファミリー向けプランの2号棟を用意。1号棟の建物面積は106.91㎡で、間取りは2LDK(3LDK対応可能)。ホテルライクな住空間を意識し、デザイン性の高いインテリアとした。タイル貼りの玄関ホールにはデザイン階段を付け、吹き抜けを通し2階バルコニーからの光が入る。リビングは20畳以上の広さを確保。角の住戸であるため、あえて掃き出し窓を作らずプライベート感を重視した。リビング・ダイニングとの一体感を実現するペニンシュラキッチン、高級感のあるドレスルーム、リモートワークスペース、グランピングバルコニーなど共働き夫婦の暮らしを想定した上質な住まいをつくり上げた。2号棟の建物面積は102.59㎡で間取りは3LDK。1階のリビングには子供の遊び場やカフェスペース、家事ワークなどに使えるスキップキッズフロアを併設。広々とした豊富な収納空間を設け、スムーズな家事動線を意識したレイアウトにするなど、ファミリー世帯にとって使い勝手の良い住まいづくりに努めた。
同社不動産ソリューション事業部不動産開発部の村田嵩胤氏は「予算が十分にある方々は付加価値を求めて、気に入れば購入する。ここはポラスグループの中でもかなり高い価格設定とした。購入者の共通点として、もちろん定住するつもりの方がほとんどだが、将来的に手放す場合に20万円ほどの賃貸とすることを想定するなど、不動産投資的な観点を持たれている方も非常に多い」と説明した。
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