[2023年度決算 木質系内装建材]住宅需要の低迷で苦戦
原材料などのコストアップも影響大
木質系の内装建材メーカー各社の2023年度決算が出揃った。
新設住宅着工戸数の減少による住宅需要の低迷に加え、原材料費などの高騰が影響し、苦戦を強いられる企業が多かった。
2023年度は、コロナ禍が収束し経済活動が正常化した。一方、ウクライナ情勢や中東情勢の影響に加え、円安の進行などを受け、原材料費や資源・エネルギー価格が高騰。そのほか、世界的な金融引き締めによる不安定な為替相場などにより、経済は先行き不透明な状況が続いた。
住宅業界では、資材価格や人件費などの高騰が22年度から引き続き、住宅価格が上昇。また、国土交通省によれば、23年度の新設住宅着工戸数は前年度比7.0%減の80万176戸となり、2年連続で減少した。
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