現場の外と内を手軽に自動撮影進捗状況の確認など現場管理を遠隔で ピクトグラム [コネクトカメラ]
Webカメラとの連携で現場監督の業務負荷を軽減
ピクトグラム社の「コネクトカメラ」は、建物の外側だけでなく、内側も自動で画像を撮影することができる建築現場向け業務支援カメラサービス。
これによって、進捗状況の確認など現場管理業務を遠隔で行うことが可能になる。
住宅業界でも、建設現場にWebカメラを設置し、現場の状況を遠隔から把握しようという取り組みが目立ってきている。しかし、電源の問題などから、建物の外部にはカメラを設置できるものの、内部の状況を撮影することが難しいケースも少なくない。結果として、施工の進捗状況などを把握するためというよりは、現場の防犯対策という観点で利用されるケースが目立つ。
こうした問題に対してピクトグラムは、新たなソリューションを提供する。
通信のための設定も不要
ライブ動画の配信も可能に
同社の「コネクトカメラ」は、建物の内と外の画像を自動で撮影できる建築現場向け業務支援カメラサービスだ。建物外部には、仮設電柱などから電源を確保しカメラを設置する。同時に室内にはバッテリーを内蔵したカメラを設置することで、建物内外の状況を撮影できる。
建物内用のカメラは、1回の充電で4カ月間稼働させることも可能。充電をしてから現場に持っていくといった手間を省ける。また、防水・防塵対応しているため、屋外でも利用可能。リフォームや非住宅の現場でも利用できる。加えて、カメラにあるスイッチを切り替えるだけで、定点撮影からライブ撮影にモードを切り替える機能も備えている。ライブ撮影モードにすることで、例えば現場監督と電話で話しながら、気になる部分をカメラで確認するといった作業を行える。
外部に設置するカメラも含めて通信のための設定などを行うことなく、すぐに使用を開始できる。
現場に設置したカメラで撮影した画像は、自動でクラウドに保存される。保存した画像はWebブラウザまたは専用アプリから確認できるため、パソコン、タブレット、スマホなど全ての機器で確認可能だ。
また、上下180度、左右180度の魚眼映像を撮影しており、視点を変えながら見たい場所を確認できるのも特徴のひとつ。
1クリックで午前・午後・1日の状況をタイムラプス動画で確認する機能もある。この機能を利用し、30秒のタイムラプス動画で、現場の進捗状況などを把握できる。
なお、「コネクトカメラ」では動画ではなく、静止画を一定間隔で撮影する仕組みになっており、サーバー負荷を低減することでコスト削減にも成功している。同社の峰岡孝平社長によると、「短い間隔で静止画を自動で撮影することで充分に現場の様子を確認できる。加えて、万が一のためにカメラに内蔵されたSDカードで動画も撮影している」という。
ANDPADと連携
住宅業界の遠隔臨場を支援
「コネクトカメラ」は、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」とも連携している。
「ANDPAD」で撮影映像を簡単に閲覧でき、元請業者だけでなく、協力業者、さらには納材業者も遠隔で現場の進捗状況を確認できる。進捗状況や現場の資材などの保管状況を見ながら、納品の可否を判断することも可能になる。
峰岡社長は、「遠隔臨場を成功させるためには、元請け業者だけでなく、職人も含めた工事関係者全員が便利になることが大切。その結果、監督業務が最大限効率化される」と語る。
ピクトグラム
TEL:089-948-4538
https://conecame.com/
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