YKK AP、マンション含むビル用アルミ樹脂複合窓「EXIMA 55」を今秋発売
JIS等級以上の水密性と耐風圧性を確保
集合住宅や医療施設などを想定したビル用アルミ樹脂複合窓「EXIMA 55」を24年9月に発売予定だ。高い耐風圧性能、水密性能を確保し、北海道から九州までの広い地域で利用できる。
非木造用基幹商品の「EXIMA」シリーズに、中高層建築物に対応するアルミ樹脂複合窓「EXIMA 55」を追加、24年9月30日の発売を予定している。
同社はこれまで戸建住宅において窓の断熱化を進めており、足元の出荷状況では、樹脂窓が36%、これにアルミ樹脂複合を合わせた高断熱窓率は構成比の76%を占める。23年9月に行った意識調査では、冬の時期の住まいにおける悩みについて「光熱費がかさむ」(38.8%)、「窓に発生する結露」(36.2%)、「室内が寒い」(35.2%)、「結露によるカビの発生」(24.4%)が上位に並び、多くが部屋の寒さと結露に起因していることが分かった。
一方でビル用窓の高断熱化については、ビル用全体で2.3%、集合住宅向けで4.2%の出荷率にとどまっている。特に、低層集合住宅向けでは2017年に「エピソードNEO-LB」を発売しているが、中高層マンションに対応する高断熱窓はラインアップがなく、高断熱の商品が求められていた。こうしたなか、開発した新商品が「EXIMA 55」だ。
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