(一社)太陽光発電協会、太陽光発電の取り組み・事業者を表彰
地域貢献、住民の理解など地域とのかかわりを評価
「ソーラーウィーク大賞」を決定した。地域振興への貢献や地域の関与度などを評価する新たな表彰制度で、太陽光発電の地域貢献の可能性についての認知を広めることが目的だ。
(一社)太陽光発電協会は「ソーラーウィーク2023」(11月7~17日)のイベントの一つとして「ソーラーウィーク大賞」を実施、各賞を決定した。
「ソーラーウィーク」は、従来のシンポジウムを拡大し「地域住民・国民によるPVへの正しい理解と支持の醸成」、「普及拡大に取り組む責任ある事業者への後押しと新しい事業モデルへの移行加速化」に寄与することを目指し、「ソーラーウィーク大賞」の表彰式、シンポジウムやセミナーなど複数のイベントを実施する。
「ソーラーウィーク大賞」は、「地域に貢献し、地域から望まれ、他の模範ともなる太陽光発電の普及拡大に資する取組・事業とそれを支えている方々を表彰」するもの。地域との共生・共創に基づく太陽光発電が全国に広がるように、太陽光発電の地域貢献の可能性について広く認知してもらうことが目的だ。
9月8日~10月10日に公募エントリーが行われ、エントリーされた事業(事業数は非公表)について、諸富徹京都大学教授を審査委員長とする全3名の学識経験者による審査委員会が5つの評価項目に基づいて評価した。
評価項目は、①地域振興への貢献度、②地域による関与度、③地域住民からの理解・支持を得るための創意工夫・取り組み、④事業の持続可能性・長期安定稼働の蓋然性、⑤取り組みの影響度・先進性、という5点であり、“地域”との関わりを強く意識していることが大きな特徴と言える。
審査の結果「ソーラーウィーク大賞」(各評価項目を総合的に評価し最も優れている事業・取組)は、熊本県球磨村の「『脱炭素×創造的復興』によるゼロカーボンビレッジ創出事業」(代表事業者:球磨村森電力、共同事業者:球磨村森林組合)が受賞した。そのほか、「優勝賞」(各評価項目を総合的に評価して優れている事業・取組)3事業者、「特別賞」(各評価項目の一つでも他にない特筆すべき事項がある事業・取組)5事業者を決定した。
今後、同協会のホームページ、YouTubeでの発信、メディアへのリリースなどを通じて広く公表していく考え。「次回の開催は未定だが、継続して実施していくことに意義がある。今回は、シリコン結晶系がメインでありペロブスカイトなどの応募はなかったが、次回以降に期待している」(増川武昭事務局長)と、来年度以降も引き続き実施していく考えだ。
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