リビタ、多機能交流型賃貸住宅の第2弾を開業
自分自身を“深める”暮らしを提案
リビタは、多機能交流型賃貸住宅「Well-Blend」シリーズの第2弾物件として「Well-Blend 蒲田」を開業した。建物内に備えたジムやサウナ、コモンスペースでの他者との交流などを通じ、自分自身を“深める”暮らしを提案する。
「Well-Blend」は、同社のシェア型賃貸住宅「シェアプレイス」シリーズから派生した、多機能交流型賃貸住宅シリーズ。シェアプレイスシリーズでは、専有部に水回り設備が設置されていなかったが、コロナ禍を経て人々の衛生意識に変化が生じたことを受け、専有部に水回り設備を完備したことが大きな特徴だ。住宅に不可欠な「住まう」に加え、「働く」、「食べる」、「整う」など生活を豊かにする機能を持たせている。
このほど開業した「Well-Blend 蒲田」は、2022年9月に開業した「Well-Blend 阿佐ヶ谷」に続くシリーズ第2弾物件だ。コンセプトは「“深める”暮らし」。蒲田は4つの商店街があり、様々な商業施設が揃うだけでなく、都心へのアクセスもしやすいことから生活利便性の高い雑多な街として人気がある。そんな蒲田で様々な機能を備えた物件を提供することで、「自分も、経験も、人との関わりも、“深める”暮らし」を、25歳~34歳程度の若年層をターゲットに提案する。
物件自体は、もともと社員寮だった鉄骨造11階建ての物件をリノベーションしたもので、同社がオーナーとのマスターリース契約で一棟まるごと借り受け、管理・運営を行っている。延床面積は1622.42㎡で、4階から10階にAタイプとして19.44㎡の専有部を各階6部屋ずつ、11階にAタイプ2部屋とBタイプとして38.88㎡の専有部を2部屋揃え、計46戸の居室を用意した。既存の建物構成を生かしつつ、住宅設備と内装を刷新し、施工コストは最小限に抑えた。賃料はAタイプが9万1000円~10万2000円、Bタイプが17万円~17万3000円程度を見込んでいる。
2階にジム、サウナを併設
3階には共有スペースも用意
また、昨今の健康意識の高まりを受けて、2階にはRILISIST(東京都渋谷区、黄皓代表取締役)が運営するサブスクリプション型パーソナルジム「KARADA BESTA」およびサウナ施設「SAUNA BESTA」を併設した。一般向けの店舗として運営を行うが、入居者は特別料金で利用することができる。
さらに3階には、コモンスペースとして、入居者だけでなく2階の会員も利用可能なオープンラウンジと、入居者専用のコモンキッチンを設置した。プライベートから一歩踏み出たセミプライベート空間として交流を図ることができる。
コモンキッチンには、調理器具や家電、食器など料理に必要な用具一式を同社で取り揃えている。そのため、入居者は食材や調味料を持ち込むだけで料理を楽しむことができる。複数人での同時調理も可能だ。
一方、オープンラウンジは専用に作った造作家具を中心に4つのスペースに緩やかに区切られており、それぞれカウンター、ソファ、ビーズクッション、ハイスツールスタイルの席を配置。リラックス空間として利用できるほか、テレワークなどの作業にも最適だ。
なお、同じく「Well-Blend」シリーズとして、この3月には日鉄興和不動産との協業プロジェクトでもある「Well-Blend 板橋大山」(東京都板橋区)、2024年2月には北区十条エリアでのプロジェクトの開業も予定している。
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