リンナイ 業界初、ウルトラファインバブル給湯器を発売

メリット多いウルトラファインバブル入りのお湯を家中に

アバター画像  Presented by リンナイ

リンナイは、ウルトラファインバブルのお湯が家中で使えるようになるエコジョーズを業界で初めて発売した。水まわりの汚れなどをつきにくくする効果を検証しており、まずは家事負担の軽減に貢献する給湯器として訴求する。

「ウルトラファインバブル給湯器」の導入で、家中でウルトラファインバブルのお湯を使うことができる

リンナイは、2007年にファインバブル発生装置を発売して以来、業界に先駆けて研究開発を続けてきた。ファインバブルとは、直径が100マイクロメートルより微細な泡。細かい隙間にある汚れを落とす特徴を備えており、シャワーヘッドなどに利用され注目を集めている。

ファインバブルには、直径1マイクロメートル以上100マイクロメートル未満の「マイクロバブル」と1マイクロメートル未満の「ウルトラファインバブル」という種類がある。

リンナイでは「生活の質向上」という事業テーマの具現化に向けて、2020年4月に「マイクロバブルバスユニット」を発売。リラックス効果や肌にうるおいを与える効果などが注目を集め、販売台数が前年比約150%となるなど、市場での高い評価を得ている。

そして、2022年10月1日から、業界で初めてウルトラファインバブル発生装置を搭載し、家中でウルトラファインバブル入りのお湯を供給できる高効率ガス給湯器エコジョーズを市場投入した。

浴室の床、キッチンシンク、排水管などの汚れを軽減

お湯の水圧を変化させ水中の空気を気泡化し、さらにせん断して細かくすることでウルトラファインバブルを生成する。ウルトラファインバブルは、数週間から数カ月は水中に残る特性があり、浴室だけでなく、洗面所やキッチンなど、家中にウルトラファインバブル入りのお湯を供給する。
同社では、ウルトラファインバブル入りのお湯がもたらす効果も検証。

ウルトラファインバブルを利用したシャワーヘッドなどについては、美容面での効能が注目されているが、汚れの発生などを抑制する効果も期待できるという。

同社が高知工業高等専門学校ソーシャルデザイン工学科の秦隆志教授と共同で行った実証試験によると、水まわりの汚れの原因となる原因菌1種類のコロニー数を通常のお湯よりも39%減少させる効果があることが分かった。

そのため、浴室の床やキッチンシンクなどの汚れを軽減する効果が得られると考えられる。

実際に同社が行った水垢付着状態を観察した実験では、浴室やキッチンの水垢の原因となる水道水に含まれるミネラル成分の付着を軽減し、水垢付着を18%低減する効果があることも分かった。キッチンの油や洗面所の石鹸カスなどが排水口の奥に溜り、悪臭やつまりの原因になることがあるが、同社が別に行った排水管汚れの残存率の違いを調べた実験によると、ウルトラファインバブルは、こうした事態を抑制する効果も備えている(上写真)。

日々の家事負担の軽減に貢献するものとしても注目されそうだ。

ウルトラファインバブル入りのお湯の汚れのつきにくさを検証。排水管の汚れを抑制する効果を確認

※【実験方法】排水管に疑似汚れを溜め、流量7L/分で通水。【実験条件】試験水:水道水、水温:40℃、水圧200kPa、配管長さ13A-10mの条件で生成したウルトラファインバブル入りの水を使用。
「マイクロバブルバスユニット」は浴槽に白濁のお湯を発生させることができ、自宅に居ながら上質な入浴が味わえる。今回、「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル」の両方のお湯が使えるエコジョーズもラインアップした。リンナイではこうした独自のファインバブル技術を「エア・バブル・テクノロジー」としてブランド化して展開していく

エア・バブル・テクノロジーで生活の質を向上する

ウルトラファインバブル給湯器は、標準タイプのエコジョーズとサイズや形状を変更せずに開発した。このため、設計や施工で新たな制約が発生することがない。

商品ラインアップもガス給湯暖房用熱源機、ガスふろ給湯器、ガス給湯器と多彩に用意しており、幅広いニーズに対応する。戸建住宅だけでなく、集合住宅に設置できるタイプも揃えた。既存の給湯器からの取り替え需要にも対応可能だ。

加えて「マイクロバブルバスユニット内蔵ウルトラファインバブル給湯器」も用意した。マイクロバブルバスユニットは、浴槽に白濁のお湯を発生させるユニット。自宅に居ながら温浴施設のような上質な入浴体験が味わえるのが大きな特長だ。「マイクロバブルバスユニット」内蔵モデルは、マイクロバブルとウルトラファインバブルのお湯を使え、さらなるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献する。

ノーマルのウルトラファインバブル給湯器のメーカー希望小売価格は標準のエコジョーズに約3万5000円(税抜)プラスした水準であるということも特長の一つ。家中でウルトラファインバブル入りのお湯を使えるようになり、新たな暮らし提案が行えることを考えるとコストメリットは少なくないだろう。

リンナイでは、これまで培ってきた独自のファインバブル技術を「Air Bubble Technology(エア・バブル・テクノロジー)」として、今後も様々な商品分野で活用していきたい方針だ。同社営業企画部の中尾公厚部長は、「エア・バブル・テクノロジーを活用し、生活の質向上に貢献していきたい」と語る。

住まいに新しい価値をもたらすエア・バブル・テクノロジー。微細な泡によるQOLの向上に向けた期待感は、今後、さらに膨らむことになりそうだ。

リンナイ総合商品情報サイト
https://rinnai.jp/top
ウルトラファインバブル給湯器特設サイト
https://rinnai.jp/ultrafinebubble/