セイキ販売、エクステリア商品をさらに強化
多様なニーズ・敷地条件に柔軟に対応
セイキ販売(東京都練馬区、守谷将人社長)は、木質感を持つ人工木材「ルポウッド」を使用した
外装ルーバー「格子ユニット ルポウッドタイプ」を新たに発売した。
また、日よけシェード「サングッド」にさらに遮熱性能を高めた高遮熱生地も追加。
住宅用途だけでなく、保育園・幼稚園、宿泊施設、商業施設などへの提案も強化していきたい考えだ。
ユニット品では実現できないカスタマイズ性を備えた人工木材
セイキ販売は、セイキグループで製造したセイキブランドの住宅建材やDIY商材などの販売業務を担っている。2020年には人工木ウッドデッキとして優れた木質感と耐久性を備えた「ルポウッド」を発売、2021年にはデッキフェンスにルポウッドタイプを追加している。
ルポウッドは、環境に優しい再生木材と高品質の樹脂を使用しており、天然木と比較すると経年による変色や色あせが少ない。中空材ではないため衝撃による割れなども防止する。さらに、表面にリブ加工を施しており、汚れや傷が目立ちにくいという特徴も備えている。
同社では、ルポウッドについて、他の建材メーカーのようにユニット化された商品としてではなく、〝素材〟として提供している。また、様々なニーズや敷地条件などに応じた施工まで一貫して行う体制も整えている。
こうした柔軟なカスタマイズ性が高く評価されており、住宅分野だけでなく、保育園・幼稚園をはじめ、宿泊施設、商業施設、公園などでの採用が増えているという。
施工性にも優れた格子ユニットを市場投入
「ルポウッド」シリーズの商品ラインアップの拡充に向けて、新たに「格子ユニット ルポウッドタイプ」を市場に投入した。
この商品では、あえて格子材を中空にし、アルミの補強材を挿入した複合構造を採用。温もりを演出する意匠性と強度を両立している。
また、格子材と胴縁をユニット化し、さらに1ユニットの重量をおおよそ20㎏以下にすることで、現場での運搬や施工の負担を軽減。
現場には格子と胴縁が組付けされた完成ユニットとして届く。躯体部分に受部材(胴縁補助)を取り付けて、本体を引っ掛け、ねじで固定するだけで施工は完了。この優れた施工性も格子ユニットの特徴である。
この商品についても、住宅分野はもちろん、保育園や幼稚園、商業施設など、幅広い分野での採用を促していきたい考えだ。
日よけシェードに高遮熱生地を採用
日よけシェード「サングッド」にも新たな商品を追加した。
住宅の気密・断熱性能が高まるなかで、開口部の日射対策がより重要になってきている。夏場の日射は遮り、冬場の陽光はできるだけ室内に取り入れたい。こうした相反する要求をクリアするものとして、外付けの日よけに対する注目度が高まっている。
同社の日よけシェード「サングッド」は、現代版の西洋すだれ。夏場には、窓の外から日射熱を遮ることで冷房効率の向上に寄与する。冬場にはスクリーンを収納することで、暖かな日差しを室内に取り込むことができる。
また、ダブルブレーキを搭載したソフトクローズ機構によりスクリーンが静かに収納されるほか、ボトムバーが上部BOXに納まる機構を採用。収納時にボトムバーが露出しないため、風によってボトムバーが震動するといった心配もない。
新たに追加した高遮熱生地タイプは、85~88%の日射熱をカットできるもので、サンドベージュ、ディープグレー、ダークブラウン、ディープブラックの4色を用意した。
また、従来品でも採用したメッシュ状の生地を使用しており、外から室内の様子が分かりにくく、室内からは外の様子が確認しやすいよう配慮した。
前述のルポウッドシリーズとのトータル提案によって、この商品についても住宅分野に限らず、多様な用途への提案を進めていこうとしている。
なお、同社の本社にショールームが併設されており、サングッドのほか、各種の網戸などの窓まわり製品を確認することが可能だ。
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