ケイミュー、高付加価値品「光セラ18」好調で増収増益
設立20周年へ「外壁ルネサンス 第2章」スタート
「新生光セラ18」など高付加価値商品の販売が好調に推移し2021年度の業績は、増収増益となる見込み。設立20周年2023年に向け、「外壁ルネサンス 第2章」を掲げ、商品のさらなる進化、BtoBtoCのプロモーション強化に取り組む。
ケイミューは2021年度の業績予想を発表。新設住宅着工数の回復により、また、「新生光セラ18」など高付加価値商品の販売が好調に推移し、売上げは前年度比8%増の約1200億円となった。生産体制の合理化、経費削減により、利益は同20%増となった。同社が展開する製品の部位別に販売実績を見ると、屋根材が同1%増、外壁材が同10%増、雨どいが同6%増であった。同社の木村均社長は「ただし、この利益は2021年度前半で稼ぎ出したものが多く含まれており、ここにきて資材の高騰、エネルギーの高騰で、足元は非常に不安定になってきており、予断を許さない状況」と説明した。
同社は、「新しい価値で社会に貢献する」をスローガンに19年度を初年度とする中期5カ年計画を策定し取り組みを進めている。台風被害など、自然災害が頻発する中で、新しい価値として「軽く強く」を掲げ、災害から住まいを守る屋根・外壁・雨どいの商品開発を強化する。また、社会が成熟化するとともに、本格的なストック時代を迎える中で、新しい価値として「美しく長く」を掲げ、先鋭的なデザインの開発、外装全体の高耐久化にも取り組む。さらに、「省施工」、「廃材削減」を掲げ、外装トータル工業化システムの構築を目指す。
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