YKK AP、内装ドア「ファミット」のバリエーションを拡充
おうち時間で高まるインテリア需要に対応
YKK APはインテリアドアシリーズ「ファミット」のバリエーションを拡充した。コロナ禍でおうち時間が増えインテリアへのこだわりが高まるなか、多様化する需要に対応、販売のさらなる強化を図る。
YKK APは、インテリアドアシリーズ「famitto(ファミット)」のバリエーションの拡充を行い、12月6日から販売を開始した。
SNSなどを通じ、消費者が自宅のインテリアを広く発信できるようになったことで、より多様なインテリアを目にする機会が増え、これまで以上に消費者のインテリアに対するニーズは多様化している。さらに、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことにより、その傾向はより加速している。こうしたことから、今回、YKK APは多様化するニーズへの対応を図るため、インテリアドアシリーズ「ファミット」をリニューアル、商品バリエーションの拡充を図った。
今回、「R 突板タイプ」を追加した。これは、ドアの表面に厚めの天然木突板を貼り込んだもので、天然木ならではの肌触りや質感、美しい木目と自然の風合いを訴求する。「通常の突板は厚さが0.2mm程度だが、今回は0.5mmとし本物志向への対応を強化した」と、インテリア事業部 販売促進部長の伊藤陽一氏は話す。
もう一つ、今回新たに投入した新たな種類が「W 木調タイプ」。木のぬくもりや木肌感をシートでリアルに再現したもので、9種類のデザインと12色の組み合わせにより、多彩な空間デザインが可能。木質インテリア建材の標準柄の「ラフォレスタ」、トレンド柄の「ラフォレスタ F」と共通カラーを設定し、同一空間でシリーズを問わずコーディネイトできる。「様々な色柄から自分好みのものを選びたいといったニーズへの対応を図った」(同)としている。
既存の「ガラスタイプ」でも商品を拡充した。従来は引戸タイプのみの設定だったが、今回、要望の多かったドアを新たに設定。通常の扉の場合、錠のパーツであるラッチを扉内部に埋め込むが、全面ガラスの開放感を生かすため、ラッチが不要な“マグネットキャッチ”を新開発。ガラス面のデザイン性とドアとしての機能を両立させた。
今回、壁に設置する枠も改良した。ファミットでは従来からアルミ素材の特長を生かした2.5mmのスリムな枠見付を採用しているが、今回、枠の先端の手触りに配慮し枠アングルを大きめのR形状に変更した。また、納まりに関しては、スリム枠の壁からの出っ張りに納まる“幅木(スキニータイプ)”も新設定したことで、スリム枠と壁との一体感をより高めた。
従来からファミットは、2.5mmのスリムな枠見付などが演出する高いデザイン性に対する評判が高かった。今回、トレンドに対応した商品の拡充で、より幅広い嗜好やニーズに対応できるようになっただけに、ファミットに対する需要はさらに高まりそうだ。
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