アキュラホーム、普及価格帯の中大規模木造実現へ新工法
新社屋の建築を通じ技術を確立
アキュラホームは新たに開発した組子構造の新工法で地域の工務店でも施工できる普及価格帯の中大規模木造の実現を目指す。8階建ての新社屋の建築を通じ技術の確立に取り組む。
特殊技術や特殊金物を使用せず中大規模木造建築を実現
アキュラホームは2024年の完成を目指し、さいたま市西区に木造8階建て(高さ31m、約1815坪)の新社屋を建築する。
最大の特徴は、特殊技術や特殊機械、特殊金物を使用せず中大規模木造建築を実現すること。具体的には、木造軸組み工法の製材、プレカット加工技術などの生産システムを使って建築する。構造体には、東京大学の稲山正弘教授の協力を得て開発した組子構造体パネルを使用。これにより、免震装置に頼らず、木の構造体だけで高い耐震性能を実現する。組子構造体パネルはプレカット工場で生産できるようにし、現場では設置するだけで済むようにする。
新工法を採用することで、建築コストを一般的な中大規模建築の3分の2以下(坪120万円以下)に抑えることを目指す。
工法はオープンに
工務店でも中大規模木造を
アキュラホームは新社屋の建築を通じ新工法を確立した後は、工法をオープン化する方針だ。
国の後押しもあり、中大規模木造建築が徐々に増えている。しかし、その多くは特殊技術や特殊機械、特殊金物を使用し大きなコストとノウハウが必要なため、大手ゼネコンなどの一部の施工会社で先行している。より中大規模木造建築の普及を促すためには、地域の工務店でも施工できるような体制が必要──。こうしたことから、アキュラホームは特別な技術や金物を使用せず、コストも抑えて建築できる新工法をオープン化し、地域の工務店にも採用してもらうことで、中大規模木造建築のさらなる普及を図っていきたいと考えている。
組子構造パネルの生産体制が課題
一方で、現状では新工法の一般的な普及に向けた課題もある。その一つは、組子構造体パネルの生産に対応するプレカット工場をいかにして増やしていくかということ。これまでにない構造体であるだけに、プレカット工場の対応には時間が掛かりそうだ。アキュラホームの宮沢俊哉社長は、「すぐにというわけにはいかないだろうが、10年後くらいには全国で組子構造体パネルを利用できるよう、プレカット工場に協力を働きかけていきたい」としている。
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