ハウジング・トリビューンVol.629(2021年20号)
暖かな住まいと健康
蓄積されるエビデンスの最前線
住まいの温熱環境が居住者の健康を大きく左右する──そのエビデンスが着実に蓄積されつつある。
断熱性や気密性を高めることは暮らしの快適性につながるだけでなく、健康にも影響することは従前から指摘されてきたが、これらは経験や体験に基づくものであり、医学的なエビデンスに裏打ちされたものではなかった。
しかし、ここ10年間ほどの間に温熱環境と健康に関する研究が進み、その成果がまとまり始めている。
温熱環境と血圧、睡眠、虚弱、皮膚疾患などとの関係が明確になりつつあるのだ。
高性能住宅は、省エネ性や快適性などだけでなく、こうした健康面での価値を持つ。
住まいづくりも大きく変わりそうだ。
それぞれの分野の学識経験者に、研究の最前線、その影響などについて聞いた。
住まいと健康
慶應義塾大学理工学部システムデザイン科 教授 伊香賀俊治氏
温熱環境と睡眠
関西大学環境都市工学部建築学科 教授 都築和代氏
温熱環境と高血圧
自治医科大学循環器内科学部門 教授 苅尾七臣氏
温熱環境と皮膚疾患
岐阜工業高等専門学校建築学科 教授 青木哲氏
温熱環境と虚弱
北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科 准教授 安藤真太朗氏
目次
HTʼs eyes
高齢者が自宅に住み続けられるために
改正木促法からの再スタート
暖かな住まいと健康
INTERVIEW
東京カンテイ 市場調査部 井出武 部長
中古住宅市場、マンションは転換期に 戸建は高い水準で安定化
TOPIC&NEWS
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識者はこう見る「改正木促法」
法政大学 デザイン工学部建築学科 教授 網野禎昭 氏
東京大学 生産技術研究所 教授 腰原幹雄 氏
CLOSE UP
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連載
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FLASH
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Channeling Data
(一社)プレハブ建築協会「プレハブ住宅完工戸数実績調査及び生産能力調査報告書」
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