タカショー、ハイブリッド形式で展示会を開催
DX駆使したパッケージサービスを目玉に
タカショーは「第18回タカショーガーデン&エクステリアフェア(TGEF)2021」を開催した。DXを活用した庭空間のパッケージ提案を前面に打ち出し、多くの来場者の関心を集めた。
コロナ禍での開催となり、前年に引き続き、リアルとネットを融合する形で、完全予約制のハイブリッド形式で開催した。
大テーマは「NEXTガーデン&エクステリア・家と庭の住まい方スタイル」、サブテーマを「緑、癒し、健康、心地デザインを取り込んだサイバーとリアル空間のG&EXの提案」とした。
目玉として打ち出したのは、業界でも同社が先進的にサービス開発に取り組むDXを駆使した庭空間のパッケージ提案だ。
2021年9月から提供を開始した業界初のXR体験アプリ「メタバガーデンfor MR グラス」を初展示した。
KDDIと共同で開発したMRグラスを活用して、エクステリア製品を現実空間に配置し、施工後の完成イメージをシミュレーションできる。専用のMRグラスと、5G対応の端末があれば、現実空間の中に、MRグラス越しに、商品の3Dデータを浮かび上がらせることができる。「フェンス・スクリーン」、「ガーデンファニチャー」、「車庫まわり」、「ファサード」、「お庭」の5つのカテゴリーによるさまざまな商品データがクラウド上に収録されており、展示場がなくても、その場で商品・空間提案ができる。
指定サイズ、また同社が持つ、さまざまなカラーバリエーションからカラーを選択できるほか、アプリ上で設置したアイテムについて、簡単に別カラーに変更することも可能。選んだアイテムの概算金額もアプリ内で確認できる機能も搭載しており、予算に合わせてシミュレーションできる。
スマホを用いて直感的な操作で、商品の大きさ、位置などを操作でき、現実空間の中に、選んだ商品をフィットさせ、実際に取り付けた際のイメージをよりリアルに体感できる。
住宅パースの4K動画サービスも
訴求力の高いプレゼンに
住宅パースの4K動画制作サービスの展示ブースも、多くの来場者が訪れた。
住宅事業者などを対象に提供する有償のサービスで、家の平面図と3Dデータから、庭空間から室内にいたるまで細部まで美しく表現した4K対応の動画を制作する。訴求力の高いプレゼンに役立ててもらうもので、HPに貼って動画を閲覧してもらうことも可能だ。
そのほか、コロナ禍で、「おうち時間」が増える中で、住まいの優雅な離れ、ワーケーション用周防ペースとして開発したソロキャビンも展示した。什器などもセットになったオールインワンのキャビンで、住宅用としてだけでなく、企業のワーキングスペース、集会スペースなど多彩な用途に対応する。
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