ヒノキヤグループ、「Z空調」の体感施設で夏仕様を提案
年間を通じた導入メリットを訴求
ヒノキヤグループは全館空調「Z空調」の体感施設で新たな取り組みに着手した。全館空調のメリットである冬季の健康への貢献だけでなく、夏季の“快適性”も訴求できるようにし、「Z空調」の訴求力を高める。
ヒノキヤグループは2016年から独自の全館空調システム「Z空調」の提案を行っている。独自技術により導入コストは従来の全館空調の半分程度、ランニングコストも電気代は年間平均5000円以下に抑えられる。こうしたメリットにより、Z空調の搭載住宅は累計1万4000棟を超え、順調に拡大している。
昨年6月、より訴求を強化するため、栃木県にZ空調の営業拠点として「ZOOON栃木」をオープンした。ここでは、Z空調とZEH仕様の体感ルームを設置し、ZEHとZ空調の快適性を比較できるようにしている。ZEHは断熱性は高いが局所暖房であるため部屋間の温度差が生じる。一方、Z空調は全館空調であるため、部屋間の温度差がなく快適だ。加えて、冷暖房の気流が天井に沿ってシャワーのように降り注ぎ人に直接当たらないように配慮していることもZ空調の快適さを高めている。
ZOOON栃木はZ空調を導入したヒノキヤグループの戸建住宅の販売促進に大きく貢献している。これまで栃木エリアは他エリアと比べて、契約数がそれほど高くなかったが、ZOOON栃木の設置で、昨年度は全国トップの実績を残した。住宅展示場のモデルハウスでもZ空調を体感できるが、ZOOONではZEHとの比較もできるため、Z空調の訴求力をより高める効果をもたらしている。
好評を受け、今年5月、ZOOONの第二弾となる「ZOOON埼玉」をオープン。さらに、訴求力をより高めるため、ZOOON埼玉において、10月7日から寒い冬だけではなく暑い夏もZ空調が快適であることを体験できる「夏バージョン」の提案を開始した。
全館空調は部屋間の温度差を抑えられることから、特に「ヒートショック」予防など冬の健康メリットへの注目度が高い。一方で、夏も“快適性”という点でのメリットは大きいが、あまり知られていないため、「ZOOON埼玉」で夏の快適性も体験できる環境を整えた。
具体的には、Z空調とZEH仕様の体感ルームで、夏の環境を想定して外気を約40度に、室内は冷房を約22度に設定し、両体感ルームの快適性の違いを比較できるようにした。
「ZOOON埼玉」で、夏バージョンは10月~3月、冬バージョンは4月~9月に実施していく考えで、「ZOOON栃木」でも、今後「夏バージョン」を展開する予定だ。また、栃木、埼玉に加えて、他のエリアでも 「ZOOON」の拠点拡大を図っていく考えで、今年度内に仙台、つくばでの展開を予定している。
「コロナ禍でおうち時間が増え、住宅の室内空気環境に対する意識の高まりを感じており、これをチャンスにZ空調の訴求を強化していきたい」(同)としている。
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