ポラスグループ ポラスガーデンヒルズ、パナの「ウチトコ®」採用で、子育て配慮の戸建分譲
一次取得者層への付加価値を追求
ポラスグループのポラスガーデンヒルズは戸建分譲住宅で子育て配慮の取り組みを強化する。千葉県船橋市の大型分譲で、パナソニックの「ウチトコ」を採用した新たな取り組みに着手した。
コロナ禍が長期化するなか、より快適な住環境を求め、郊外の戸建分譲住宅を購入したいと考える世帯が増えている。こうした世帯の多くは若年の一次取得者層であり、小さな子どもがいる家庭も多い。そのため、ポラスガーデンヒルズは戸建分譲住宅の付加価値をより高めるため、子育て配慮の取り組みを強化する。パナソニックとの合同チームを結成し、千葉県船橋市で開発を行う大規模戸建分譲「森空の舞台(モリソラのステージ)」(76区画)の第4期で、パナソニックの「ウチトコ」を採用した新たな取り組みに着手した。
具体的には、パナソニックの子育てに配慮した住空間ソリューション提案「ウチトコ」に基づいた取り組みを行う。ウチトコは子育て配慮で「リビング学習」、「自主性」、「安心安全」、「健康」の4つのキーワードを設定し、それぞれに合った建材・設備を提案するもの。
第4期の分譲ではウチトコの建材・設備の中から、20弱のアイテムを採用した。例えば、「埋め込みマグネットコンセント」を採用。これはマグネット式のコンセントで、コードに引っ掛かっても抜けるようにしてあり子どもの転倒事故を防ぐことができる。食器洗い乾燥機にはソフト排気温システム採用のものを導入し、熱い排気で子どもが火傷をしないよう配慮。折れ戸には指はさみ事故を防止する「ハサマナイズ扉」を採用した。いずれもキッズデザイン賞を受賞。
リビング学習などのキーワードで
3つのプランを設定
また、「森空の舞台」第4期では、ウチトコの「リビング学習」、「自主性」、「安心安全」、「健康」といった4つのキーワードを参考に、子育てに配慮した3つのプランを設定した。
一つ目が「リビングスタディ」。ウチトコの「リビング学習」のキーワードに基づき、リビングの一画に子どもが複数人並んで学習できるペアカウンターを設置した。
二つ目は「コネクトフロア」。自主性を促すため、DENスペースにマグネットボードを設置。学校のプリントや絵などを画鋲を使わず自由に貼り付けられるようにすることで、子どもの自主性を育む。
三つ目のプランは「ファミ片」で、これも子どもの自主性を促す工夫を施したもの。例えば、LDKの一画に子ども用のオープン棚を設け、棚やハンガーパイプは可動式とすることで、子どもが自分で考えて最適な収納環境を整えられるようにした。
今後、ポラスガーデンヒルズは、「森空の舞台」第4期だけでなく、他の戸建分譲プロジェクトでも今回のようなパナソニックの「ウチトコ」に基づいた子育て配慮提案を検討している。
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