パナソニック ハウジングシステム事業部、コロナ対応強化し、洗面化粧台をリニューアル
抗菌、タッチレスなどを新搭載
パナソニック ハウジングシステム事業部は、コロナ禍のニーズに対応するため、洗面化粧台をリニューアルする。抗菌部材の採用やタッチレスで操作できる仕組みを導入し、訴求力を高める。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、手洗い・うがいなど衛生面への意識が高まり、洗面化粧台に対する注目度が増している。こうしたことから、パナソニック ハウジングシステム事業部(以下パナソニック)は、普及価格帯の洗面化粧台「ウツクシーズ」と「シーライン」をリニューアルし、11月1日に発売する。
今回のリニューアルでは、コロナ禍で高まる衛生面の需要への対応に力を入れた。
ウツクシーズ・シーラインともに、SIAA認証基準に適合した「抗菌加工」部材を標準採用。ミラーを開閉する際に触れる部分(上下のミラー扉手掛け部)、カウンター、水栓レバーのレバー部に抗菌加工を施した。また、ウツクシーズでは、水をはじいて汚れが付きにくく、衛生面にも配慮した「スゴピカカウンター」、高いはっ水・はつ油性により汚れをサッとふきとれる「汚れシャットミラー」、タッチレスで操作できる照明と水栓も導入し、衛生面の取り組みを強化した。
家での滞在時間が増え、住空間にこれまで以上にデザイン性が求められていることから、今回のリニューアルではデザイン性も強化した。
ウツクシーズでは、スタイリッシュな家具調デザインのセミフロートタイプを新たに設定。新たに6柄を追加し、木目調や鏡面などの様々な表情の14柄をラインアップ。シーラインは「もともと高いデザイン性が評価されていた」(水廻りシステムBU キッチン・洗面営業戦略企画部 洗面課 主務 木下優紀氏)が、さらに強化を図った。北欧やヴィンテージスタイルといったトレンドのインテリアを楽しめる新色の扉柄を2柄(グレイッシュグリーン、ヴィンテージメタル)追加し、合計16柄に増やすことでより幅広いニーズに対応。また、キャビネットの正面と側面は異なる色を選ぶことでツートンカラーとすることもできるようにした。
マンションリフォーム中心に訴求
オンラインも積極的に活用
パナソニックでは、11月の販売開始を前に、9月から全国8カ所の旗艦ショールームに「ウツクシーズ」と「シーライン」の展示を先行して開始。11月の販売開始からは全国のエリアショールームでも展示を行う予定だ。
「大都市圏ではマンションリフォームが好調。そのため、特にマンションリフォーム会社に向けて訴求を強化していきたい」(同)としている。完全予約制でのショールームでの提案に加え、オンラインセミナーやインスタライブなどのオンラインを活用した提案も行い、販売の拡大を図っていきたい考えだ。
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