YKK不動産、パッシブタウン第4街区の建築計画公表
地場木材活用した保育園で脱炭素化に貢献
YKK不動産は、富山県黒部市で建設を進めるパッシブタウンの第4街区の建築計画を公表した。脱炭素化、SDGsへの貢献を目指し、地場木材を活用した木造の保育園を整備し、パッシブにふさわしい保育園の温熱環境を追及する。
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パッシブタウンとは、過度なエネルギー消費に依存せず、太陽光や風、水など黒部の自然エネルギーを最大限に生かす「パッシブデザイン」の考え方を取り入れ、持続可能な社会にふさわしいローエネルギーの「まちづくり・すまいづくり」を提案する取り組み。
これまでに完成した第1〜3街区ではパッシブデザインを用いた集合住宅の建築を進めてきた。
第4街区でもパッシブデザインを駆使して、YKKグループ事業所内保育施設「たんぽぽ保育園」の建築に挑戦する。コンセプトは、「より豊かな自然環境と、より健やかな成長環境を提供出来る保育園へ」。子どもたちの健やかな成育環境を整備し、脱炭素化やSDGsへの貢献およびZEBの達成を目指す。
2016年4月、パッシブタウン第1街区商業棟に事業所内保育施設「たんぽぽ保育園」を開所、運営してきたが、入所希望者の増加傾向への対応などを目的に「たんぽぽ保育園」を第4街区に移転建築し、子どもたちが豊かな自然と触れあい健やかに成長できる環境を新たに整える。
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敷地面積は3167㎡、木造平屋建ての保育所となり、社会福祉法人あいじ福祉会が運営する。4月に着工し、12月末に工事は完了。2022年3月の開所を予定する。
総工費は3億5000万円。園児定員は従来15人であったが30人まで増加する。
総合設計者は、田口知子建築設計事務所の田口知子代表取締役。環境設計を、合同会社スタジオノラを共同主宰する谷口景一朗氏、設備設計を、竹中工務店 設計本部 プリンシパルエンジニアの高井啓明氏、ランドスケープデザインを、設計組織 PLACEMEDIA パートナーの宮城俊作氏がそれぞれ担当する。
地域につながる木造建築
脱炭素、SDGsに貢献
第4街区では、脱炭素化、SDGs達成への貢献を念頭に置き、設計コンセプトと建築計画をまとめた。まず今回、パッシブタウンの新たな取り組みとして、木造建築に挑戦する。
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