2021.4.5

旭トステム外装、新工法で金属外装材の開口部をすっきり

新築の需要拡大へ提案を強化

旭トステム外装は、金属外装材「Danサイディング」の開口部をすっきり納められる新工法「クリアフレーム工法」を開発した。新築での需要拡大に向け提案を強化し、高品質な住まいづくりをサポートしていきたい考えだ。


これまで金属外装材「Dan サイディング」の開口部まわりを納める際には、「軒天A」を使用し、サイディングとサッシそれぞれとの接合部分に二重にシーリング処理を行う必要があった。漏水リスクの高い箇所であるだけに、より安全側に配慮した対策であるが、どうしても見た目が「野暮ったく」なることは避けられず、二重のシーリング処理により施工の手間もかさむため、開口部まわりをどう納めるかは長年の課題であった。

今回、開発した「クリアフレーム工法」では、開口部まわりに取り付ける「J型ジョイナー」と窓枠の下に取り付ける「水抜き部材」の2つの専用部材を用意した。水密性能をしっかりと確保した上で、専用役物の形状を単純化し、外観側に役物が出ないように工夫し、1回のシーリング処理ですっきり美しく納められるようにした。

専用部材により、開口部まわりをすっきり納められる

施工手間を軽減できるのと同時に、シーリング使用量も削減でき、省施工化にも寄与する。
さらに、クリアフレーム工法は、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人5社全てで、住宅瑕疵担保責任保険が適用される工法となる。「万が一、シーリングの劣化などで雨水が浸入しても、『水抜き部材』を通じて確実に雨水を排出できる構造であることが評価されたようだ」(同社)。

同社は、特に長尺のスパン系の金属サイディングなどとの併用により、金属サイディングならではの美しい外観演出の強みを訴求していく考え。近年、特注寸法対応の長尺1枚物のサイディングを上から下までスッキリ1枚で納める外観演出の人気が高まっている。「クリアフレーム工法で窓まわりもすっきり納めることで、金属サイディングの美しさをより際立たせることができる」(同社)。

ALC外壁のリフォームにも対応
新工法開発で適用範囲を拡大

特注の長尺1 枚物のDan サイディングで、上から下まですっきりとした仕上がりに

併せて、既存のALC外壁に Danサイディングを使って重ね張りリフォームが可能となる「鉄骨造(S造)ALC改修工法」専用ビスを同時発売した。低層の商業店舗などのリフォーム需要の開拓を狙う。

「色柄の追加だけでなく、工法開発も強化し、適用範囲を広げ、より使いやすいDan サイディングへと進化させている。新築リフォームの両市場に向けてDanサイディングのメリットを打ち出し、“お客様の資産価値を守り続ける”より高品質な住まいづくりをサポートしていきたい」(同社)考えだ。

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ハウジング・トリビューンVol.624(2021年14号)

特集:

巨大な潜在市場が動き出す

2015年のいわゆる「空家特措法」施行から6年が経過する。
国は大きく利活用と除却の二方面から、制度改正や補助事業などを通じて空き家対策を進めてきた。
発生の抑制や除去などに一定の効果が出ているが、利活用についてはなかなか火がつかなかった。
空き家問題には数多くの課題が横たわる。
今、こうしたその散在した課題を解決するサービスが続々投入されている。
さらに、コロナ禍は空き家市場にとってマーケット拡大のきっかけになる。
テレワークの普及により、多拠点居住や多拠点ワークを行う「場」として空き家に関心が高まっているからだ。
今年3月に閣議決定された住生活基本計画でも、空き家の活用を「新たな日常」に対応した新しい住まい方の実現の1つに挙げている。
また、6月18日に閣議決定された骨太の方針でも空き家について言及。
「先進的取組や活用・除却への推進等の支援」などをしながら、既存住宅(ストック)市場の活性化に結び付ける考え方を明確にした。
こうした空き家への関心の高まりを追い風に、いよいよ空き家マーケットの誕生の期待が高まる。
国が掲げる2030年に14兆円のストック市場の実現可能性が見えてきた。

目次

HTʼs eyes

土石流が人災であったとしても
大規模盛土造成地の点検スピードアップを

ストック市場のけん引役になるか
空き家ビジネス
巨大な潜在市場が動き出す

TOPIC&NEWS

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日本モバイル建築協会が発足、"移動式"の仮設住宅の普及に弾み

スマカチ通信2021 No.17「住宅業界のためのオウンドメディア講座」

INTERVIEW

長谷川萬治商店/長谷萬 代表取締役 執行役員社長 長谷川泰治 氏
木が求められる時代に材木屋を再定義
感動を与えられる商品・サービスを充実

CLOSE UP

三井ホーム 中大規模木造マンションブランドを創設
積水化学工業住宅 カンパニー 脱炭素と災害対策が付加価値の街づくりを強化
ビスダックジャパン パネルを活用した木造システム工法を開発

脱炭素化でギアチェンジ
加速する住宅省エネ化 動き出す断熱材市場

中央住宅 敷地とエネルギーをシェア 脱炭素社会を目指す暮らし価値を創造

リンナイ 入浴に新たな価値を! さらに上質なお風呂時間を実現

連載

[国産材を活かす㉓]『ウッドショック』下の木材利用③
林材ライター 赤堀 楠雄 氏

トヨタホーム 首都圏郊外での戸建分譲開発を推進
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