旭トステム外装、新工法で金属外装材の開口部をすっきり

新築の需要拡大へ提案を強化

旭トステム外装は、金属外装材「Danサイディング」の開口部をすっきり納められる新工法「クリアフレーム工法」を開発した。新築での需要拡大に向け提案を強化し、高品質な住まいづくりをサポートしていきたい考えだ。


これまで金属外装材「Dan サイディング」の開口部まわりを納める際には、「軒天A」を使用し、サイディングとサッシそれぞれとの接合部分に二重にシーリング処理を行う必要があった。漏水リスクの高い箇所であるだけに、より安全側に配慮した対策であるが、どうしても見た目が「野暮ったく」なることは避けられず、二重のシーリング処理により施工の手間もかさむため、開口部まわりをどう納めるかは長年の課題であった。

今回、開発した「クリアフレーム工法」では、開口部まわりに取り付ける「J型ジョイナー」と窓枠の下に取り付ける「水抜き部材」の2つの専用部材を用意した。水密性能をしっかりと確保した上で、専用役物の形状を単純化し、外観側に役物が出ないように工夫し、1回のシーリング処理ですっきり美しく納められるようにした。

専用部材により、開口部まわりをすっきり納められる

施工手間を軽減できるのと同時に、シーリング使用量も削減でき、省施工化にも寄与する。
さらに、クリアフレーム工法は、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人5社全てで、住宅瑕疵担保責任保険が適用される工法となる。「万が一、シーリングの劣化などで雨水が浸入しても、『水抜き部材』を通じて確実に雨水を排出できる構造であることが評価されたようだ」(同社)。

同社は、特に長尺のスパン系の金属サイディングなどとの併用により、金属サイディングならではの美しい外観演出の強みを訴求していく考え。近年、特注寸法対応の長尺1枚物のサイディングを上から下までスッキリ1枚で納める外観演出の人気が高まっている。「クリアフレーム工法で窓まわりもすっきり納めることで、金属サイディングの美しさをより際立たせることができる」(同社)。

ALC外壁のリフォームにも対応
新工法開発で適用範囲を拡大

特注の長尺1 枚物のDan サイディングで、上から下まですっきりとした仕上がりに

併せて、既存のALC外壁に Danサイディングを使って重ね張りリフォームが可能となる「鉄骨造(S造)ALC改修工法」専用ビスを同時発売した。低層の商業店舗などのリフォーム需要の開拓を狙う。

「色柄の追加だけでなく、工法開発も強化し、適用範囲を広げ、より使いやすいDan サイディングへと進化させている。新築リフォームの両市場に向けてDanサイディングのメリットを打ち出し、“お客様の資産価値を守り続ける”より高品質な住まいづくりをサポートしていきたい」(同社)考えだ。

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SDGs、脱炭素達成に向け脚光

国産材を取り巻く環境は近年、劇的に変化している。
伐採期を迎えた国産材を積極的に活用しようという機運が高まり、また、SDGs、脱炭素といった観点からも国産材に脚光が集まる。
さらに、新型コロナ感染拡大の影響で、外材の輸入が滞り、外材が高騰、不足する逼迫した状況の中で国産材へのシフトが加速する。
こうした中で、持続可能な形で国産材活用を推進していこうとする住宅事業者などの取り組みも活発化しつつある。

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