キャンディルグループ、住宅の抗ウイルス抗菌のコーティングサービス強化
コロナ感染での入院費補償のサービスを付帯
キャンディルグループは、抗ウイルス抗菌光触媒コーティングサービスを実施した住宅の住まい手に対して、新型コロナウイルスに感染した際の入院費などを補償する付帯サービスを始めた。
同グループは、住宅の壁や天井などに塗布することで、24時間ウイルスや菌の増殖を防ぎ、分解する、抗ウイルス抗菌光触媒コーティング「レコナ エアリフレッシュ」のサービスを展開。二酸化チタンの表面にアパタイトをコーティングすることで、アパタイトの特性である吸着力が大気中に漂っている細菌や有機化合物などを吸着するため、より効率よく細菌や有機化合物を除去できるようになるという。
同グループの中核であるキャンディルと大和ハウス工業、奈良県立医科大学、(一社)MBTコンソーシアムの4者で行った共同検証では、光触媒(アパタイト被覆二酸化チタン)によるSARS-CoV-2に対する不活化効果を確認した。
住宅以外にも、商業施設、ホテル、学校・保育園、高齢者住宅・介護施設、飲食店、鉄道車両、大型客船、自動車など、あらゆる空間への実施が可能で、「業界を問わず、多数問い合わせがある」(同社)。
2度目の緊急事態宣言では新型コロナウイルスの家庭内感染も数多く報告されている。このため、より安心・快適に自宅で過ごしてもらえるよう、抗ウイルス抗菌光触媒コーティングを実施した住宅の住まい手に対して入院費などを補償する付帯サービスを導入した。
サービスは、住宅や建物の修繕・改修・維持・管理を手掛ける同グループのバーンリペアと東京海上日動火災保険が共同で企画した。
コーティングサービスを実施した住宅に住む家族全員を対象に、新型コロナウイルスを含む「特定感染症」を発病した場合1日当たり5000円の入院補償金を支払う。コーティングの実施範囲が50㎡以上であることや居住用の持ち家物件であることが条件とされ、賃貸は対象外となる。補償期間はサービス契約日から1年間。また、無料の24時間365日医療相談サービスも受けられる。
抗ウイルス抗菌光触媒コーティングの実施物件を対象とした、このような付帯サービスは建築業界では初めてという。「抗ウイルス抗菌対策と万が一の補償の二重の対策で、住まいを一層安心な場所にしていく」(同社)としている。
同グループは、建物のライフサイクルの各局面(修繕・改修・維持・管理)に関連するサービスを提供している。2021年9月期第1四半期の売上高は28億9000万円。このうち抗ウイルス抗菌サービスで3500万円計上しており、住宅事業者をメインターゲットとし、営業活動を積極的に展開している。
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