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2021.4.6

ナイス、ビルトイン空気清浄システムを開発

簡易メンテで効果持続

ナイスは、家全体に清浄した空気を行き渡らせる「ビルトイン空気清浄システム」を発売した。室内感染リスク減への関心が高まる中で、より安全、快適な住まいづくりをサポートしていきたい考えだ。


ビルトイン空気清浄システムのイメージ

ナイスは、電子式集塵フィルター、換気部材、除菌・脱臭装置をそれぞれ取り扱うメーカー3社との共同で、新築一戸建住宅向け「ビルトイン空気清浄システム」を開発し、3月から販売を開始した。電子式集塵フィルター1台と送風ファン1台を階間に設置し、室内の空気を吸い込み、電子式集塵フィルターで清浄した後、送風ファンを通して吹き出し口から空気を放出する。フィルターを通して清浄されたきれいな空気が居室をはじめ、玄関や廊下など、家全体にゆっくりと行き渡る。

住宅用に使用される第一種や第三種の換気システムとは連動させずに、独立したビルトイン型の清浄システムとして設置するため、設置にあたり経路、風量などについて建築基準法などの法規制は受けない。同社の住設事業部 商品開発部の北島義孝部長は「1階のリビングなどの天井から空気を吸い込み、階間に設置した電気式集塵フィルターで清浄した後、階間に設置したダクトファンを通して2階の2部屋に空気分配する設置方法をおすすめしている。40坪程度の住宅であれば、1時間程度で、住宅内のすべての空気が清浄され、各居室や玄関、廊下などに行き渡る」と説明する。

電子式集塵フィルター採用
マイクロ飛沫粒子もキャッチ

電子式集塵フィルターの構造。時間が経ってもフィルターが目詰まりせず、風量はほぼ変わらない

電子式集塵フィルターは、5㎛(マイクロメートル)未満の粒子を含むマイクロ飛沫を高効率で集塵する。数ミリ間隔で積み重ねた金属の極板の間に高電圧をかけて吸着する構造のため、一般的なろ過式フィルターと異なり、時間が経ってもフィルターが目詰まりせず、風量はほぼ変わらない特長がある。電子式集塵フィルターメーカーの調査では、風量180㎥/の環境下で0.5〜1.0㎛の粒子の90%を除去することを確認している。

「室内の空気には、揮発性有機化合物、臭気といったガス状汚染物質や、浮遊粉塵、ダニ・カビなどのアレルゲン、細菌・ウイルスといった粒子状汚染物質のほか、屋外から入り込んだ花粉やPM2.5、黄砂など、様々な汚染物質が浮遊している。電子式集塵フィルターは、例えば、タバコの煙などのごく小さいマイクロ飛沫粒子もしっかり集塵できる」(北島部長)

簡単なメンテナンスで、長期にわたり、空気清浄の効果を維持できることもビルトイン空気清浄システムの強みだ。
電子式集塵フィルターは自宅で洗浄できるため、フィルター交換費は不要。フィルターの洗浄時期を知らせる機能が搭載されており、点検口から電子式集塵フィルターを取り外し、台所用の中性洗剤で浸け置き洗浄するだけの簡単なメンテナンスを定期的に行うことで、高い集塵効率を維持できる。

電子式集塵フィルターの洗浄方法。自宅で洗浄可能。点検口から電子式集塵フィルターを取り外し、台所用の中性洗剤で付け置き洗浄するだけの簡単なメンテナンスで済む

新築工事の一環としてビルトインすることで、導入費用を住宅ローンに組み込むこともできる。

さらに、家庭用空気清浄機より消費電力が小さく、電気代も抑えられる。

同社の試算によると、各部屋に家庭用空気清浄機を3台置いたケースでは、年間の電気代が約3万4768円、交換フィルター代が800円かかるのに対して、ビルトイン空気清浄システムでは、年間の電気代を7096円に抑えられる。フィルター交換費用も掛からない。

イオンクラスター搭載で
さらに安全・安心の室内環境に

また、オプションのイオンクラスターを搭載すれば、壁や床、建具の取っ手などに付着している菌やウイルスなどを除去し、より安全で快適な室内環境を保つことができる。

イオンクラスターとは、高イオン化エネルギー発生技術を用いた除菌・脱臭装置。内蔵された高イオン化エネルギー発生装置に電圧をかけてプラズマ放電することで、空気中の酸素分子をイオン化し、そのイオンの周りに水分子が集まって、強力なエネルギーを持つイオンクラスターを生成する。

生成されたイオンクラスターは、一般細菌や真菌類(カビ菌)、大腸菌、ウイルスなどの表面のたんぱく質を破壊し、除去。また、イオンクラスターは、揮発性有機化合物や悪臭成分の分解能力の高さが実証されており、その除菌・脱臭効果から、病院や介護施設、研究施設、救急車などに導入されている。

イオンクラスターが発生するイオンの寿命は、市販のものが20秒程度であるのに対して、「ビルトイン空気清浄システム」は120秒程と約6倍長く、空間全体に行き渡り、除菌・脱臭効果がより長く持続することが期待できる。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、室内での空気感染リスク軽減への関心は高まってきている。より安全・安心で快適な住まいを求めるエンドユーザーに対して、ビルトイン空気清浄システムは提案力強化につながるアイテムになりそうだ。

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ハウジング・トリビューンVol.631(2021年22号)

特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
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