ビズ・クリエイション、クラウド予約受付・管理システムの採用が急拡大
イベント集客・予約を効率化し、成約へとつなげる
新たな住宅営業手法が模索されるなか、クラウド予約受付・管理システム「Kengaku Cloud」の活用が広がっている。イベント集客・予約を効率化することで住宅営業をサポートする。
コロナ禍で大きく変わったことの一つが住宅営業。モデルハウスや完成見学会などにいかに多く集客し、記名につなげるかという従来の形から予約制の集客へと大きく姿を変えた。
こうしたなかでビズ・クリエイションが提供するクラウド予約受付・管理システム「Kengaku Cloud(ケンガククラウド)」の導入が広がっている。
2017年の10月にリリース、無料配布などを通じてブラッシュアップを行い、正式に昨年4月に販売を開始、累計2000社が導入しており、今年2月には累計予約件数1万5000件、累計イベント開催件数1万件を突破した。
「Kengaku Cloud」は、見学会や相談会、セミナーなどのイベントページを簡単に作ることができ、予約を受け付けるもの。このイベントページは自動で自社のホームページに掲載されるほか、同社の「iemiru(イエミル)」という住宅見学予約サイトにも自動掲載される。また、FCや複数の店舗を持つ事業者であれば、加盟店などがそれぞれアカウントを持ってイベントページをつくって自社のHPに連携させるだけでなく、本部のページに加盟店すべてのイベントを表示することもできるグループ連携機能も持つ。それぞれの加盟店から情報を得て入力する手間を省くことが可能だ。
イベントは完成見学会、構造見学会、セミナー、相談会など20種から選べ、開催形式もオープン制、予約制、予約承認制から選ぶだけと簡単に作成が可能。また、公開されているイベント一覧で予約状況の確認も楽にでき、複数のイベントを管理していてもダブルブッキングを防ぐことができる。予約したユーザーはステータスや担当スタッフを紐づけて一元管理され、イベントメールを送ることも可能だ。
昨年の4月にはオンライン見学会・オンライン相談会を開催できる新機能を追加Zoomなどで簡単にオンラインイベントを開催できるようにもなった。
導入コストは、単独で使う場合は、ログインできるID数によって月額3万、5万、10万円。グループ連携の場合は、本部アカウントと管理される子アカウントの数によって見積もりとなる。
イベント集客のアドバイスまでを視野に
「以前は、イベントにいかに多くの客を集めるかがポイントであったが、来場者を次の商談につなげられるかが一番大事」と、予約制イベントの仕組みを提案した。イベントの集客と商談につながる確率を上げることで、より営業の効率化を図ることが狙いだ。
ユーザーニーズを踏まえ、「Kengaku Cloud」にはさまざまな機能が追加されつつある。例えば、現在、β版で提供されているオーナー邸見学機能。引渡し済みOB顧客邸のリスト化を行うもので、日程調整と協力依頼の課題をシステム上で解決し、次回以降にもつなげられる仕掛けだ。
さらに予約の実績が積み重ねられるなかで、イベントページごとの予約数などが分析できるようになってきたことから、イベントページを作成した時点でどの程度のポテンシャルを持つか、予約を上げるためにはどれだけのメールを送付し、どれだけの広告を出したらよいかといったアドバイスまで行うことも検討中だ。
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