三井不動産レジデンシャル・三井不動産レジデンシャルサービス、入居者あいさつ会をオンラインで本格展開へ

新築分譲マンションのコミュニティー形成を支援

三井不動産レジデンシャルと三井不動産レジデンシャルサービスは、オンラインを使った新築分譲マンションの入居者あいさつ会を本格展開する。ウィズコロナ時代のコミュニティー形成支援のひとつに位置づける。

オンラインでの居住者あいさつ会「レジデンシャルグリーティング」の様子

両社は、コミュニティーは安全・安心なくらしの基盤であるという考えのもと、従来からコミュニティーの形成支援に取り組んでいる。その代表的な取り組みが2012年から実施する居住者あいさつ会「レジデンシャルグリーティング」だ。マンションでの良好なコミュニティー形成の一歩となることを目的に、新築分譲マンションの入居開始後約6カ月内に開催するあいさつ会で、三井不動産レジデンシャルサービスの物件担当者の自己紹介をきっかけにコミュニケーションの機会を提供しながら、居住者同士の交流を深める後押しをしている。これまでに192物件、約2万2000人が参加しているという。

今までは、マンションの共用施設や、近隣のイベント会場で行っていた居住者あいさつ会(実開催)だが、新型コロナウイルスの感染を防ぐ観点から、昨年1月から実開催を中断し、非対面での方法を模索。昨年9 月に東京都世田谷区の「パークホームズ駒沢二丁目」でオンラインを使ったあいさつ会を行ったところ、「好意的な評価をいただいた」(三井不動産)。このため11月には「パークホームズ浦和常盤ステーションプレミア」(埼玉県さいたま市)で、今年1月には「パークホームズ西船橋ザ レジデンス」(千葉県船橋市) で、それぞれあいさつ会を実施し、新たなコミュニティー形成支援の1つになるとの感触を掴んだことから、オンラインでの展開を今後本格化することを決めた。

オンラインでも、実開催同様に、三井不動産レジデンシャルサービスの物件担当者による自己紹介をきっかけに、居住者同士が交流を深めていく。「実開催では、10世帯ぐらいが1つのグループになり、交流を深めていたが、オンラインでは、住戸の近い居住者や家族構成などを考慮し、まずは3、4世帯で交流をしながら、段々コミュニティーを広げていく」(同社)。参加者がパソコンなどの画面上に表れ、それぞれが、その画面をスクリーンショットで記念撮影――。それだけでもマンション内のコミュニティーは醸成されることもあるだろう。

オンラインでの参加率はおよそ3割。実開催の場合、半年ぐらい前から告知をするため5割ぐらいの参加率になるが、オンラインの場合は告知期間が1カ月程度と短いことが影響しているという。三井不動産は「欠席理由の多くは日程が合わないためで、自宅にいて参加ができることから、実開催に比べハードルは低い」とみている。

オンラインでの参加者からは入居者同士のコミュニケーションだけでなく、マンションの管理に携わる担当者の顔が画面上でしっかり確認でき、担当者を覚えやすいという声もあるという。三井不動産は「コロナの収束動向を見ながら、実開催と使い分けをしながらオンラインを進めていく」と話している。

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