ヤブシタエネシス、AI導入の新たな見守りサービスを開始
独自の機器分離推定技術を採用
ヤブシタエネシスは、見守りサービス「そっとねっと」の展開を開始した。インフォメティス独自のAIを活用した機器分離推定技術を採用することで、さりげない見守りサービスを実現する。
手間・コスト・嫌悪感など
従来の見守りサービスの課題を解消
離れた高齢の家族の健康状態や安否を確認するツールとして、IoTを活用した見守りサービスに注目が集まっている。
しかし、従来の見守りサービスは、多くのセンサーが必要で施工が手間、ランニングコストが割高、見張られている感じがして嫌悪感を抱くといった課題もあり、本格的に普及していないのが実情だ。
こうした課題を解決するため、電力販売・省エネ提案事業を行うヤブシタエネシス(北海道札幌市・森忠裕社長)は、新たな見守りサービス「そっとねっと」の提案を開始した。
「そっとねっと」の施工は簡単だ。分電盤に専用のセンサーを1つ設置するだけで利用できる。センサーが分電盤を通じて、家庭内の家電・住宅設備の使用状況(エアコン、炊飯器、電子レンジ、ヒーター、ドライヤー、ケトルなどの高熱家電、洗濯機、テレビ、IHクッキングヒーター)を把握し、その状況を離れた家族がスマートフォンなどで確認できるという仕組みだ。室内にカメラやセンサーを設置するわけではないため、見守られる側に、見張られているような嫌悪感を与えることなく、さりげなく見守ることができる。
また、「熱中症の恐れ」「家電の深夜利用」「家電の長時間使用」「家電の長時間未使用」など、普段と違う行動をした時やもしもの時の異変をアラートで知らせることもできる。
こうした見守りサービスを実現できるのは、AIが見守り対象者の家電・住宅設備の使用状況を推定し、データから行動の把握・分析を可能にする、インフォメティス(東京都港区・只野太郎社長)独自の「機器分離推定技術」を採用しているためだという。
「そっとねっと」は、導入価格も割安に抑えている。月々のランニングコストは税込1980円と2000円以下としている。
全国への展開目指す
ハウスメーカーなどに導入提案
ヤブシタエネシスは、「そっとねっと」の販売をまずは北海道と東北エリアから開始し、今後は全国での販売を目指す。
「だいたい5年くらいのうちには実現したい」(ヤブシタエネシス森忠裕社長)としている。
また、ハウスメーカーや工務店などの住宅事業者に対し、新築住宅への導入などを積極的に提案していきたい考えだ。
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