2020.10.22

立川ブラインド工業、間仕切りに“障子”モチーフの新デザイン追加

バリエーション拡充でテレワーク需要などを開拓

立川ブラインド工業は、間仕切り商品に、障子をモチーフにした和の新デザインを追加した。バリエーションの拡充で、高まる住宅でのテレワーク需要などを開拓していきたい考えだ。

立川ブラインド工業のプリーツスクリーンの生地で人気の「ハイザクラ」をパネルの採光窓に追加

新型コロナウイルス感染拡大を契機に、在宅でのテレワーク需要が高まるなか、間仕切りへの注目度が増している。

ダイニングやリビングのテーブルなどで作業をする人も多いが、家族の会話などが気になり集中できないため、専用の在宅ワーク空間が欲しいという人が増えている。しかし、既存住宅でこうした空間をつくるためには間取りの変更を伴う大規模なリフォーム工事が必要だ。

一方で、間仕切りパネルを活用すれば、既存住宅でも簡単なリフォームや後付けでテレワークスペースを確保できる。

日本伝統のデザインを訴求
家族の気配感じながら緩やかに間仕切る

立川ブラインド工業では、テレワークスペース確保での間仕切り需要が高まるなか、用途に応じて空間を仕切ることができる間仕切「プレイス スウィング」のパネルデザインの拡充を図った。

部屋の隅を間仕切ってワークスペースをつくることも可能

今回追加したデザインは、障子をモチーフにしたものだ。

同社の商品企画担当者は「障子は日本の伝統的な間仕切り。『プレイス スウィング』は障子や襖に代わるアイテムとして、家族の気配を感じながら緩やかに空間を仕切ることができる」と話す。

新デザインでは、荒組障子や雪見障子といった日本古来の格子デザインをもとに、格納方式と出入り方法を組み合わせた35種類を新たにラインアップ。採光窓には、和紙の風合いを生かした「雲竜」、日本の伝統的な文様の「麻の葉」、立川ブラインド工業のプリーツスクリーンの生地で人気の「ハイザクラ」の3種類を新たに追加した。また、和紙や不織布を半透明の樹脂パネルで挟むことで、素材の質感を生かしながら水拭きも可能で手入れもしやすくしている。

加えて、パネルデザインのオーダー製作ができる「パターンオーダー」と「カスタムオーダー」にも対応、よりこだわりの空間を演出できるようにした。パターンオーダーは、複数の種類のパネルデザインから好みのものを選んで自由に組み合わせることが可能。カスタムオーダーは、フレームデザインの作成から自由に行える。

立川ブラインド工業では、今回の新デザイン追加をきっかけに、「プレイス スウィング」の営業提案にさらに力を入れていきたい考えだ。

例えば、ハウスメーカーやマンションデベロッパーに対し、テレワークスペースへの提案などを検討している。また、古民家風の店舗や和モダンな宿泊施設、医療・介護施設など、非住宅への提案も行い新たな需要を開拓していきたい考えだ。

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ハウジング・トリビューンVol.610(2020年22号)

特集:

災害広域化に備え、求められる数、速さ、居住性

近年、大規模な自然災害が相次いでいる。平成22年度から令和元年度までで半壊以上の住家被害が1000戸以上の災害は東日本大震災をはじめ13災害に上る。令和2年も熊本県などに大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」が発生。死者・行方不明者80人超、家屋被害は全半壊だけで6000戸に及んだ。今年は新型コロナウイルス感染症という、これまでにない問題も発生し、これまで以上に避難生活から仮設期の暮らしへのスピーディーな移行が求められる。

応急仮設住宅は、「建設型」での対応が行われていたが、災害被害の拡大にともなってより多くの住宅が必要になったことで「みなし仮設」とよばれる「賃貸型」が導入、その活用が広がった。そして、今、注目を集めているのがトレーラーハウスやムービングハウスなどの移動式仮設住宅だ。

今後、南海トラフや首都直下などの大地震による想像を絶するほど大規模な家屋被害も予想される。それだけに仮設期の住宅供給をどうするのかを平時の今から考えなければならない。移動式仮設住宅は、プレハブや木造などの仮設住宅、民間住宅などを借り上げる「みなし住宅」に次ぐ3つ目の柱になるのか――。移動式仮設住宅の可能性を探った。

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