建材 |  2020.9.10

サンワカンパニー、賃貸住宅のトータルプランニング提案を加速

7棟目が東京都葛飾区に竣工

サンワカンパニーは、同社の設備・建材を使用した賃貸住宅のトータルプランニングサービスを推進する。今回、サービス導入の7棟目が東京都葛飾区に竣工、今後も増やしていきたい考えだ。


住宅設備・建材メーカーのサンワカンパニー(大阪市北区・山根太郎社長)は、同社の設備・建材を使用した賃貸住宅のトータルプランニングサービス「OPSS」(One-stop Planning Solution by Sanwacompany)の提案に力を入れる。今回、OPSSを導入した賃貸住宅の7棟目が竣工、近々、8棟目・9棟目も竣工する予定だ。

竣工し入居を開始した、東京都葛飾区のOPSS による賃貸住宅

OPSSは、サンワカンパニーが賃貸住宅の企画・設計から設備・建材のコーディネートまでトータルにプロデュースするサービスだ。社内に設計を担う専門の部署があり、住宅設備・建材メーカーでありながら、設計・デザインも行える。施工については、提携の業者を通じて行う。

提案対象は主に一般の賃貸住宅オーナーで、直接的な営業は行っておらず、紹介をメインとしている。2015年から提案を開始し、これまでに東京、千葉、京都、神戸などで、年間1〜2棟のペースで実績を積み重ねてきた。

サンワカンパニーがOPSSを展開する狙いの一つは、ミニマリズムの世界観を存分に発揮した住空間の提案を行い、OPSSを新たな事業の柱に成長させることである。

サンワカンパニーの商品は徹底的に無駄を削ぎ落としたシンプルでミニマルなデザインを特徴としており、部屋のあらゆる設備・建材を同社の商品で揃えることで、ミニマリズムを突き詰めた付加価値の高い住空間を実現できる。こうした独自の提案への評価は高く、OPSSを導入した賃貸住宅のオーナーでは、2棟目を建築する際にもOPSSを採用する人も多い。

今回、竣工し入居を開始した東京都葛飾区の賃貸住宅の住戸数は、8戸で建物は5階建。賃貸住宅部分は2階から5階までで、1階は施主の歯科医師が経営する歯科医院となっている。

部屋の中は、サンワカンパニーの設備・建材で統一し、ミニマリズムの住空間を訴求

部屋のタイプは、1R、1LDK、メゾネットタイプの2LDK。キッチン・洗面・バス・などの水まわり、クロス、フローリングなどにサンワカンパニーの設備・建材を導入した。家賃は8万6000円〜16万円と周辺相場よりもやや高いが、8割が契約済だという。

サンワカンパニーは、今回の東京都葛飾区の物件に次ぐ、第8弾、9弾のプロジェクトを京都と福岡で進めているところ。京都のプロジェクトは総戸数24戸のサービスアパートメントで、スポーツジムや岩盤浴などの充実した共有施設が特徴。以前にOPSSで賃貸住宅を建築したオーナーによる2棟目の賃貸住宅だという。

今後、サンワカンパニーはOPSSの提案に一層力を入れ、導入実績を現在の年間1〜2棟から、年間5棟〜10棟くらいのペースに持っていきたい考えだ。一方で、ニーズに対して人材が足りていないため、人材の拡充なども検討している。

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特集:

地に足のついた営業で一足先に受注回復へ

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言解除から3カ月が過ぎた。
一時は休業停止に追い込まれた数多くの住宅展示場も客足が戻りつつある。
客との対面でのやりとりができなくなる中、住宅メーカー各社が緊急対応として取り入れたオンラインによる打ち合わせやVRなどの導入によるWebの強化策。
2ケタ台の落ち込みが相次ぐ7月に、一足早く前年対比を上回ったメーカーから見えてきたのは、地に足のついた営業姿勢だった。
一部では非対面での住宅営業が進むとの見方もある中、他よりも一足早く受注が回復したにメーカーでは、「地道に丁寧な営業を重ねた結果で、奇をてらった対応はしていない」と口をそろえる。

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