設備 |  2020.6.12

パナソニック ライフソリューションズ社、宅配ボックスの訴求を強化

新型コロナで非対面の受け取り需要が拡大

パナソニック ライフソリューションズ社は、新型コロナウイルス対策として宅配物を非対面で受け取りたい需要が拡大していることを受け、宅配ボックスの訴求を強化する。

新型コロナウイルス対策として、宅配物を非対面で受け取りたいというニーズが高まっている。

宅配の受取時、対面ではなく非対面で対応したいと思いますか?

パナソニック ライフソリューションズ社が2020年4月24日〜2020年5月6日、子育て世帯858世帯を対象に行った調査によると、「宅配の受取時、対面ではなく非対面で対応したいと思いますか?」との質問に対し、「非対面が良い」と回答した人は70%、「どちらでもよい」は29%、「対面がよい」は1%となった。2019年に実施した同様の調査では、「非対面でも良い」が61%、「対面が良い」が39%であり、新型コロナウイルス対策として、非対面での宅配物の受け取りニーズが急速に拡大している。

非対面で宅配物を渡す方法として、宅配事業者の中には受取手が「置き配」を選択できるようにする動きも出てきているが、置き配した宅配物を窃盗する事件も置きており、必ずしも安心とは言えないのが実情だ。

こうした理由から、宅配ボックスを通じて宅配便を安心して非対面で受け取りたいというニーズが急速に高まっている。これまで、宅配ボックスは不在時の荷物の受け取りが主な目的とされてきた。しかし、在宅でも新型コロナ対策として非対面で受け取れる点への注目度が高まり、パナソニック ライフソリューションズ社では宅配ボックスの受注が3月は2月の1.5倍に拡大、4月に入っても同水準の受注を保っている。

シールで宅配ボックスを通じた非対面受け取りの機運を醸成

こうした新型コロナ対策による追い風を受け、パナソニック ライフソリューションズ社は、宅配ボックスの訴求をさらに強化する。

その一環として、『不在・在宅を問わず宅配ボックスをご利用ください』と記載されたシールの普及を図る。同社はこのシールを戸建て向け宅配ボックス全商品と集合住宅向け「COMBO-Maison(コンボ メゾン)コンパクト(一鍵タイプ)」に同梱するとともに、すでに宅配ボックスを設置している人に向けても無償配布してきた。当初、無償配布は2020年3月末日までの予定であったが、9月末まで延長して実施している。

配達業者への感謝を伝える「ありがとうシール」

また、配達業者への感謝を伝える「ありがとうシール」をプレゼントするキャンペーンも6月1日から実施し、宅配ボックスを通じた非対面受け取りの機運をさらに高めていく。

このほか、これまでは店舗で購入していたものをネットで購入するようになり大型な宅配ボックスへのニーズが高まっていることを受け、これまでよりもさらに大きな宅配ボックスの開発も検討していきたい考えだ。

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特集:

地に足のついた営業で一足先に受注回復へ

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言解除から3カ月が過ぎた。
一時は休業停止に追い込まれた数多くの住宅展示場も客足が戻りつつある。
客との対面でのやりとりができなくなる中、住宅メーカー各社が緊急対応として取り入れたオンラインによる打ち合わせやVRなどの導入によるWebの強化策。
2ケタ台の落ち込みが相次ぐ7月に、一足早く前年対比を上回ったメーカーから見えてきたのは、地に足のついた営業姿勢だった。
一部では非対面での住宅営業が進むとの見方もある中、他よりも一足早く受注が回復したにメーカーでは、「地道に丁寧な営業を重ねた結果で、奇をてらった対応はしていない」と口をそろえる。

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