2020.4.23

早川ゴム、中大規模木造向けの製品ラインアップを充実

簡単な施工で防水、耐火、防蟻対策

 

早川ゴムは、シート防水から、配管周りの耐火キット、防蟻シール材など、住宅分野で培ってきたノウハウを生かして、今後、拡大が期待される中大規模木造分野へ進出、新規需要の獲得を狙う。


早川ゴムは、住宅分野で豊富な実績のあるシート防水から、配管周りの耐火キット、防蟻シール材について、簡単な施工で、求められる性能を満たせることを強みに中大規模木造向けの販売を強化する。

その一つが、中大規模木造に多いフラットな陸屋根に向けた防水工法「サンタックIBシート防水」だ。揮散・浸出の少ない高品質な可塑剤を用いることで、長期間、日光にさらされても変質しにくい特性を持たせ、ビニル系塩ビシートの劣化を抑制して、長期に渡り防水機能を発揮し続ける。防水保証10年の2倍以上で、20年の耐用年数を有する。さらに自己消火性能も有しており、ゴムシート防水層と比較して、外部からの飛び火に対して、優れた難燃性を発揮する。建物の大型化に伴い、耐火性能も求められる。そこで、東邦シートフレームの鋼製下地やイソシアヌレートボード、そしてサンタックIBシートを組み合わせて耐火構造30分の大臣認定を取得した木造建築物耐火屋根断熱防水工法もラインアップしている。

防火区画貫通部耐火部材「おとなしくん 耐火FG キット」。簡単な施工で配管部の遮炎性能を確保することができる

さらに、中大規模木造向けに、防火区画貫通部耐火部材「おとなしくん耐火FGキット」も販売を伸ばしている。熱で膨張して火の侵入を防ぐ耐火FGキットと遮音材を組み合わせたもので、配管などの貫通部の隙間に差し込むだけで1時間遮炎性能、遮音性能を確保できる。「簡単な施工で、必要な耐火性能、遮音性能が確保できる点が支持されて、大手のアパート賃貸事業者などからの採用が増えている」(同社)。

防蟻ブチルシートを活用した
オリジナル製品も

中大規模木造では、シロアリの侵入を許してしまえば、被害はより甚大になるだけに、防蟻対策も重要になる。そこで、同社では、防蟻対策として「防蟻ブチルシート」の販売を強化する。基礎コンクリートと化学的に結合(接着)し、貫通管周辺部の隙間を塞ぎ、シロアリの侵入を防ぐ。ゴム基材のため、温度変化によるベタ基礎と貫通管の膨張伸縮などへの追従性も発揮する。

ブチルシートを組み合わせた防蟻タイプの水抜き孔システム。基礎と一体化し、シロアリの侵入を防止。この水抜きシステムを活用することで、配管などをまとめて施工することも容易にでき、メンテナンスもしやすい

また、ベタ基礎用の「基礎水抜き孔システム(防蟻タイプ)」も開発した。ベタ基礎では、躯体工事前に基礎上に溜まった雨水を排出するために、水抜き孔が必要になるが、シロアリが侵入する弱点になりやすい。「基礎水抜き孔システム(防蟻タイプ)」は、プラスチック製の水抜き管本体をブチルシートで覆ったもので、基礎コンクリートの打設時に設置するだけの簡単な施工で、コンクリート硬化時に化学的に結合し基礎部と一体化し、シロアリの侵入を防止する。開封式のキャップにも防蟻パッキンを搭載。防蟻性能とメンテナンスのしやすさの両立を図った。台風などにより基礎が冠水するといった被害が生じた場合にも繰り返し簡単に水抜きができる。