2020.4.22

ポラスグループ・住宅品質保証 “木でできた”本社屋完成

フリーアドレス導入、働き方改革を後押し

住宅品質保証は、住宅の引渡し前の品質検査、定期巡回サービスによるアフターメンテナンス業務、地盤調査などの事業を手掛ける。埼玉県越谷市に完成した本社屋は、延べ床面積1726平方メートルで、地上3階建て。ポラスオリジナル合わせ柱・重ね梁、CLT耐力壁の木質構造の準耐火建築物だ。設計は、ポラテック事業推進部一級建築士事務所で、ポラス暮らし科学研究所が技術協力。ポラテックとポラスハウジング協同組合が施工した。

床や柱などふんだんに木が使われている本社屋

隣接するポラテック本社ビル「ウッドスクェア」と同様に、外壁の一部をカーテンウォールとして、本来隠れてしまう部分を積極的に見せるファサードとすることで、木でできたビルを直感的に認識。木の持つ温かみと、力強い構造美を併せ持つ特徴的なデザインとなっている。

木でできたビル――。正面玄関をくぐると、エントランスに数多く並べられた木のテーブル上に、本社屋を説明する、こんなプラカードが置いてある。床や柱など周囲を見渡すまでもなく、たくさんの木が目に入る。木が客を歓迎しているようなつくりだ。

フリーアドレスを採用し、働き方改革を後押し

オフィス環境は、働き方改革を推進するため、フリーアドレスを採用。毎日、座る場所を変えながら業務への集中力を高める男性社員。立ちながらパソコンで作業する女性社員の姿もあった。「固定席より、仕事の効率が上がった」と話す男性社員もいた。オフィス内部にも、木の現しがいたるところにあるのが印象的だ。

生産性アップを確信

高橋一郎社長の話

あいさつする高橋社長

今回の新本社の建築だが、もともと先代の中内俊三が20数年前に考えていた。長い年月をかけて実現し、感無量だ。新社屋はポラスらしい建物として仕上がった。フリーアドレスを採用。集中モードやリラックスモードなど気持ちを切り替えながら、その時々の状況に合わせて仕事ができる環境を整備。極力、物も減らし、効率よく、快適に仕事ができるよう工夫しており、生産性もアップすると確信している。

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ハウジング・トリビューンVol.626(2021年17号)

特集:

木促法改正で市場拡大に期待

利用期を迎えた国内の森林資源の活用、また、SDGs、脱炭素化といった観点から、木造建築推進の機運が高まっている。
2021年6月には、公共建築物木造利用促進法(木促法)が改正され、脱炭素社会の実現に向けて、一般建築も含めて、木造化を推進していく方針が打ち出された。
市場拡大への期待が高まる中で、事業者の動き、木造建築を建てやすくする技術開発が加速する。
中大規模木造市場攻略のポイントはどこにあるのだろうか。

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